オンラインコミュニティ「おうち英語の会」のご紹介

我が家の子供達の英語の読書・前編(読解力をつけるには・その5)

おうち英語で子供が英語の本を一人で読めるようになるやり方を紹介しています。
今回は第5回目です(第1回目は、コチラ

今回は、うちの娘達がどんな風に洋書を読むようになったか、動画も交えて振り返ってみたいと思います。

中学生・高校生になると読書の時間もない

「バイリンガルに育った」などと大口を叩いている我が家の娘たちですが、これまでも何度か書いてきたように、最近は「自分からどんどん洋書を読む」なんてことはありません。
時間があって(これがなかなかない!)気が向いたら、さらさらっと洋書を読むんですが、そんなこと今や年に1回あるかないかです。
(そもそも、日本語の本も「もっと読め!」と思うんですが、日本の中学・高校生、そんなゆったりした時間は全然ありません 泣)

でもまぁ、ここまで持ってこれたら、あとは「英語の本も読みたくなったら読むだろう」と諦めもつきます。

(注:2020年4月現在、コロナ休みに入って、日本語でも英語でも少し読書の時間が取れるようになりました → 気になる方はこちらの記事:コロナ休みの子供達・久しぶりの英語モード

我が家の読みの取り組みの変遷

「我が家の英語育児」でご紹介しているように、うちでは長女を妊娠中に、中古のDWEを使ってかけ流しを始めました。

その後、「パルキッズ」という教材を知り、このやり方なら相当高度なバイリンガルに育てられる!と直感したので、日々の取り組みはパルキッズの手引書どおりに進めてきました。

本読みについても、ですから、パルキッズが提唱している「暗唱」を、手引書に忠実にやりました。
よく覚えていませんが、英語を同時に与えていた割には、長女は(日本語の)言葉が早かったので、多分、2歳になる前には暗唱の取り組みを始めていたと思います。

今は「I Can Read!」「I Love Reading!」という教材ですが、当時は「リタラシーリンクス」というシリーズで、英語育児界では「リタ」と省略されて「そろそろリタを始めます」なんて感じで呼ばれていました。

長女は、女の子で、もともとおしゃべりだということもあり、暗唱の取り組みは幼稚園年少ぐらいまでは、とてもスムーズに行きました。
その後、自我の発達とともに、だんだんめんどくさがるようになりましたが、何とか規定通り4年分を最後まで終わらせました。(実際にどのぐらいかかったかは覚えていませんが、小学校に上がる前には終わっていたと思います)

短い絵本とは言え、1ヶ月4冊、合計200冊近く暗唱する訳ですから、一体いつから読めるようになったのか、私も分からないうちに、いつの間にか簡単な英語は読めるようになっていました。

次女もこの教材を使って暗唱をやったのですが、次女の方は、一体いつ始めて、どのぐらいできて、いつまで(どこまで)やったのか、全く覚えていません。
2人目なんてそんなもんとは言え、ちょっと放置し過ぎたかな?と、今になって反省しています。

暗唱の取り組みとは別に、日本語でも英語でも、読み聞かせは、短時間でもほとんど毎晩やりました。

特に英語を優先していた訳ではなく、2人の子供に1人1冊ずつ読んで欲しい本を選ばせ、読んであげていたのですが、日本語ばかり続くような時は「おまけでこれも読んであげる」と恩着せがましく(笑)、英語の本を混ぜたりしていました。

アメリカに行ってからは、とにかく日本語の遅れが心配で(特に次女)、日本語の本に力を入れて読み聞かせました。
(今にして思えば、日本語の本のオーディオブックを聞かせればよかったのかも)

英語の絵本は日本で買うと高価だったので、アメリカに行く前は、インターネットで知り合ったお母さん達と Scholastic のブッククラブで共同購入したりもしましたが、それでも本代は結構かかりました。(これも、今となっては、あまり覚えていません)

暗唱の方は、リタが終わった後、ORT(オックスフォード・リーディング・ツリー)というシリーズを読ませました。
これはリタに比べるとずいぶん高価に感じたのですが、絵本の暗唱をやめたくなかったので、Stage9までCDも一緒に購入して、リタと同じように暗唱(音読)の取り組みとして使いました。

ORTが良かったのは、リタが短い1冊読み切りの絵本なのに対し、ORTは簡単なレベルから少しずつStageが上がっていき、全体を通しての「物語」があるので、結果として「長い本」を読んだのと同じような「物語の世界」を楽しめるのです。

読書が面白いと思えるには、やはりある程度のボリュームのお話でないと本当の意味での読書の魅力が味わえないのですが、ORTを通じて、少しずつ無理なく、物語の世界の面白さを知るようになったと思います。

また、どうやって入手したのかはもう覚えていませんが、ORTは同じ登場人物が出てくる「Magic Key」というVCDがあり、子供は好きで喜んで見ていました。

ORTは、本の朗読CDもそうですが、正統派のイギリス英語なので、ブリティッシュ・アクセントの良いリスニングにもなりました。

リタとORTは「取り組み」と位置付けて、ほぼ毎日やりました。
と言っても、毎日やるのは相変わらず朗読CDのかけ流しだけで、あとは、時々読み聞かせをして(短い本なのであっと言う間、すき間時間にでも読み聞かせできました)、月に1回、暗唱の発表会をしていました。

暗唱の発表会をする時は、子供が張り切るように、よくビデオを撮っていました。

そして、取り組みとしてのリタやORTの他に、夜は読み聞かせをしたわけですが、一般的な「名作」とされている本は、図書館で借りたり買ったりしながら読み聞かせました。

 

小さい頃は、おなじみ「はらぺこあおむし(The Very Hungry Caterpillar board book)」

The Very Hungry Caterpillar board book

Spotシリーズのような仕掛け絵本

Where's Spot?

幼稚園ぐらいの時期は、マドレーヌ(Madeline)のシリーズや

Madeline

Cliffordのシリーズなど、よく読まされました。

Clifford, the Big Red Dog

さらに、フォニックスのプリントなども(日本語の「もじ」や「かず」のプリントと一緒に)やらせてみたことがあったのですが、長女が年長の頃に「プリントもうやりたくない!」という騒ぎが起き、小学校にあがるまで、プリント類は、日本語も含めて一切やめました。

こうして振り返ってみると、もう忘れてしまったことがずいぶんあるのですが、とにかく子供が幼稚園の頃までは、おうち英語の本読みは、こんな感じで進めていました。(後編に続く)



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