英語をマスター（習得）した状態とは、「英語回路」と十分な「語彙」が身についている状態です。
たとえいくら「語彙」があっても、「英語回路」がなければ、英文解釈はパズルを解くようなものになってしまい、「使える英語」にはなりません。
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その「英語回路」を身につけるのに、まずは発音をやるといいという話を昨日はしました。
なぜなら、英語（言語）は「音」なので、「音」を習得しないと「英語回路」の獲得もあり得ないからです。
英語の「音」の習得のためには、自分が英語の「音」を出せるようにする、つまり発音をマスターするのが効果的なのです。
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おうち英語の会員さんに、 UDA式30音のアプリを使って発音トレーニングをやったという方がいらっしゃって、感想を聞かせてくださいました。
（その後、UDA式30音 の体験談も書いていただきました → コチラ）
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（UDA式30音で発音トレーニングをやった後）
砂嵐のようにしか聞こえなかった英語ニュースやドラマも
半年ほどで言葉として聞こえるようになりました。
もちろん、すべての内容を掴むことは今でもできませんが、
これがきっと子供の聞こえている世界なんだ！と思い感動しました。
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私自身は、英語がかなり上級になってから発音トレーニングをやったので、ここまではっきりとした変化は感じられなかったのですが、一般的に、英語が苦手な方が発音トレーニングをやると、こういう感想を持たれることは多いようです。
トレーニング前は「知っている単語も全く耳に入ってこない状態」だったのに、「いま聞こえる耳になってしまってからは、もうこの体験ができないので、本当に不思議なものですね」ともおっしゃっています。
この状態になると、大人でも耳から英語の情報をインプットできるようになるので、同じ勉強をするにも効率が良くなります。
まず発音をやると良い、というのは、こういう理由からです。
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ですが、いくら音が聞こえても、それだけでは英語が分かるようになりません。
いくら音として聞こえても、知らない単語は、やっぱり意味が分かりません。
ある程度、前後の文脈から類推できる場合も多いですが、やはり単語や表現を沢山知っている方が、当然、意味もよく理解できます。
ですから、英語力は「結局、最後は語彙」なんですが、その前に、日本語と英語は言語としての分の構造が全然違うので、それを頭と体に叩き込まないといけません。
この語順が叩き込まれて初めて「英語を日本語に直さずに英語のままで理解できる（直聴直解できる）」ようになります。
これが「英語回路」が身についたと言える状態です。◆
これは、文法を勉強することである程度は理解できるようになりますが、実際の会話などで「使える英語」にするには、「文法を理解している」などという生易しい状態ではなく、英語の語順が体に沁みついていないと間に合いません。
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では、この語順を叩き込んで「英語回路」を身につけるにはどうしたらいいのでしょうか？
子供だったら、「かけ流し」をしてあげるだけで、脳が勝手に「英語回路（英語の部屋）」を作ってくれますが、大人にはもう「日本語のバリア」がありますので、「自我」が邪魔をして勝手に英語回路はできません。
なので、大人は「自我で勉強」する必要があります。
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よく、大人が「英語回路」を身につけるのに効果的なのは「多読」と言われます。
私も多読をやったことがありますが（参考記事：「大人の多読と子どもの多読は違う」）ですが、多読をするには、大量の英語の本が必要で、結構、本代がかかります。
子供に「おうち英語」をやって、子供にも読ませるから、という場合はまだいいんですが（我が家も「いずれこの子達が読むから」という理由で、児童書をかなり買いましたが）、それでも本代はバカになりません。
また、多読で英語力を上げるのは、なかなか時間がかかります。
ですから、お金をかけずに短時間で「英語回路」を身につけるため、もうちょっと積極的に攻めていくには、「ディクテーション」「シャドウイング」「音読」「暗唱」などがおススメです。
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子供だったら
「3,000時間 聞き流すだけで英語をマスター！」
することができますが、大人のおうち英語にはそんなうまい話はありません。
ですが、時間をかければ大人になってからでも十分、英語をマスターすることはできますので、やる気のあるお母さん（お父さん）は、是非「英語のできる世界」を楽しめるようになっていただきたいと思います。
大人の方で、短期集中で英語力を伸ばしたい方に、英語コーチングを行っています。（→ 詳しくはコチラ)
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