今回は、小さいお子さんを子育て中の、少し後輩のおうち英語ママへのメッセージをお寄せくださいました。
(ayaさんのブログは、こちらです → ekubo )
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少し後輩のおうち英語ママへのメッセージ
子供が小さい頃は、『あんなことが言えた!』『こんなことができるようになった!』と成長を嬉しく思う反面、子供が乗り気でない様子を見て落ち込んだり、スムーズにいくことばかりではなかったです。
目先のアウトプットばかり気にして焦っていた自分がいました。
でも今思えば、道のりは長く、一喜一憂していると、こっちの身も持たないし、知らぬ間に子供への負担もかかっていたと思います。
それが負の連鎖にもなり、子供が英語を嫌いになったり、親も楽しいと思えなくなって諦めてしまうことも多くあると思います。
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それでも我が家がここまで続けてこれたのは、おうち英語仲間がいたからです。
私は幸い、近所や会える範囲でおうち英語仲間を見つけることができました。
実際には、身近におうち英語仲間を見つけることは中々難しいとも思います。
でも同じぐらいの歳の子供を持つ親同士が気軽におうち英語のことを話せること、また子供の年齢やおうち英語歴が違う方達の話を聞くことができるのは本当に貴重なことです。
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息子が9歳になり、今では息子の傾向(サイエンスが好き、こんな本が好きそう、フィクションよりはノンフィクション派など)も大分、親の私が把握できてきました。
昔は手探りすぎて、「周りで流行ってるから」、「レビューの評判が良いから」など、息子が好きそうでないものや苦手そうなものにも手を出して、案の定息子の反応もよくなく、乗り気でない様子に、落ち込むことも多くありました。
簡単に言えば、目標はあるけれど、それのやり方もよく分かっておらず、情報も偏っていて、手当たり次第に『よいかも?』と思うことを試していたので、結果ノープランだったのだと思います。
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おうち英語に魔法や近道はないと今でも思います。
でも正直今思うことは、目の前のうっそうと生い茂った森の中で木々を一本ずつ切り倒し、棘を取り除き、道を開拓して必死に整え、その度に見失いかけた目標の方向を調べ直す作業は、もしかしたら少々遠回りしすぎたのかもしれません。
もちろん、そんな大変な目をしたからこそ、今があるのかもしれませんが。
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しかし今の時代、ネットや本、そしてちえみさんのおうち英語の会など、先輩や先駆者がたくさんの情報を残してくれてます。
それを参考にして、『我が子に合いそうなモノ』『我が子に似た性格(趣味)の子がやってきた方法』をうまく取り入れるというのは大いに役立つ情報だと思います。
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ただ、溢れかえっている全ての情報を鵜呑みにし、情報過多に振り回されるのではなく、うまく使えそうなモノは取り入れて、例え良いとされているものでも親が無理そうだな(子供の好みやレベルが合っていない、金額的に難しい、親自身が続けられそうにない)と判断したものは潔く諦めたり、時間を置いてトライしたりと親の見極める力が必要だと思います。
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私は『一番息子を知っているのは母親の私だ!私が息子のためになんとかしなきゃ!』と少々、独りよがりに奮起しすぎたのかもしれません。一から息子専用に何もかもカスタマイズさせようとしすぎた結果、一喜一憂の高低差にやられてしまったのだと思います(笑)
もう少し、先輩や先駆者の進んだ道を『うまく真似して取り入れる』ということを柔軟にすべきだったなと今になって思います。
私はどちらかというとオリジナリティを求めすぎて、上達する上で一番基本となる『真似る』ということをするのが苦手なタイプでした。(^^;)
(同じく息子もそんなタイプです。。。)
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先ほども書きましたが、ちえみさんのおうち英語の会には子供の年齢が違う、そして色々なやり方や方向からアプローチされている先輩がたくさんおられます。
そして惜しげもなくアイディアをシェアしてくださっています。
私ももっと子供が小さい時にこういう場に参加できていたら、近道がなくとも、孤独にならずに子供に負担をかけすぎずにもう少し楽な気持ちで歩んでこれたのかもなと思います。
(息子が小さかった頃は、先輩のブログもそこまで見る余裕もなかったですし、ネットで見つけてきて得る情報も偏っていました)
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今はその都度一喜一憂せず、淡々とインプットすることの重要性を改めて感じています。
日々日常のインプット、そして時々アウトプットをお楽しみとして感じれるように取り組んでいます。
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もちろん、おうち英語はこれからも続けていくつもりです。
ただ以前とは違い、私の独りよがりではなく、息子の様子や意見も聞きながら(自我を持つ年齢になってきたこともあります)、進めていけたらなと思っています。(*^^*)
(体験談・終わり)
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子供も小学校以降は、家庭以外にどんどん世界が広がり、また身体的な成長に伴って精神的にも大きく変化していきます。
おうち英語は、幼い頃ももちろん子供に合わせる必要がありますが、特に自我の発達してくる小学校以降は、子供の変化や成長に合わせて方向転換する必要が出てきます。
そしてそれには、ある程度の道しるべはあっても、やはり子供の個性に合わせる必要があります。
私も、いつもは偉そうに「おうち英語、答えは子供が持っている」などと書いていますが、我が子のこととなると、自分の「こうなってほしい」だとか「こうであってほしい」という願望が先に出てしまって、失敗したことが数限りなくありました。
でも、ayaさんは、本当に息子さんのことをよく見てらっしゃって、ご自分が発言されない時でも、座談会や掲示板の他の方の会話から(もちろん、その他にもいろんな情報収集されて)今の息子さんにぴったりのことをすごく上手に取り入れていらっしゃるなー、といつも思います。
ayaさんのお話を伺っていると、私は自分ではできなかった「子供をよく見て、答えを見つける」ということが本当にお上手だなぁ、といつも感心させられ、我が身を振り返っては襟を正させていただいてます(笑)
ayaさんの体験から「小学生のおうち英語」を楽しむヒントを見つけていただければ、と思います。
ayaさん、お忙しいところ、どうもありがとうございました!
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