これから何回かに分けて、私の考える「バイリンガルの育て方」を書いていきたいと思います。(途中、他の記事を書くこともあるかもしれません)
◆
このブログでは、常々
「おうちでお子さんをバイリンガルに育てましょう」
とおススメしています。
それは、私が、自分の経験から、
おうち英語なら誰でも簡単に子供をバイリンガルに育てられる、
と思っているからです。
子供だけでなく、
大人でもおうち英語で英語はマスターできる、
というのが、これも経験からの私の信条で、独学でも十分、必要に応じて英語でコミュニケーションが取れる英語力を身につけることはできます。
◆
では、おうち英語でたどり着ける、子供が「バイリンガル」になった状態、また、大人が「英語をマスターした」状態とは、どんな状態なのでしょうか?
すごく単純化して言うと、それは「英語回路」と「語彙」を身につけた状態です。
英語回路とは、
「英語の音が日本語のバリアに邪魔されずに聞ける力」
「英語を日本語に直さずに英語のままで理解できる力」
で、リスニングや発音もここに含まれます。
一方、語彙の方は、
「英語を聞いたり読んで理解できる力」
「英語で自分の思ったことが表現できる力」
で、ここにはイディオムや慣用表現も含まれます。
◆
大人にとっては、語彙を身につける方が簡単ですが、英語回路ができていなければ、いくら単語を知っていても「使える英語」にはならないのは、私達大人がイヤというほど感じていることです。
逆に、子供には「かけ流し」などのおうち英語で「英語回路」を作るところまでは、どんな子供に対しても比較的簡単にいきます。
英語回路さえできていれば、あとは語彙なのですが、これは個人差があって、小学校で英検1級を取るようなお子さんもいれば、英語育児で育った帰国子女でも準1級にも届かない子(はい、うちの次女です 笑)もいます。
でも、英語回路ができていれば、語彙は後からでも身につけられますので、本人が中学に入ってから頑張り始めれば、私達が苦労したような「英語がちんぷんかんぷん」という状態は避けることができます。
ところが、小さい頃から英語に触れていて、(英会話レッスンなどで)語彙や表現をいくら増やしておいても、英語回路ができていないと、私達大人が辿ってきた「難しい単語は知ってるけれど、実際には使えない英語」という道を、また辿る危険性があります。
◆
英語回路の作り方は、大人と子供では違います。
厳密に言えば、どちらも「インプット」で作るのは共通なのですが、効果の上がるやり方が違います。
次回からは、まずこの「インプット」について書いていきます。
☆ ――――――――――――――― ☆ ――――――――――――――― ☆
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。