前回の記事にも書いた通り、うちには高校受験を控えた中3の次女がいて、本人は「勉強してる」と言うのですが、私が部屋を覗くと大体ビーズクッションに沈み込んで本を読んでいることが多いです。
もともとコロナで休校になって家で過ごすことが増え、さらに夏休みで部活が終了してからは外に出かけることもめっきり減り、家では本ばかり読んでいます。
休みの日にはいつまでも起きてこないので、「いい加減起きてきて、布団は上げなさい!」と言うと、しぶしぶ布団を上げるのですが、しばらくして見にいくと、押入れの布団に潜り込んでまた本を読んでいたりします(笑)
と言っても、10月ぐらいまでは、読書よりも自分のiPodでYouTubeを見ていることが多かったのですが、すったもんだいろいろあって、とうとうこのiPod を取り上げました。
そうなると、平日と土曜日は部活も塾もないので、時間は結構あるのですが、iPodを取り上げるまでは「ちょっとは勉強しなきゃ」と思っても、やる気になれないとiPodに逃げ込んで終わりでした。
それが、iPodがなくなった今、自由な時間が(受験勉強ではなく)本に向かっているという訳です。
洋書の読書が進んだコロナ休校の春、そして現在
コロナで休校となった4〜5月頃は、友達と会う機会もなく、家でYouTubeで英語の動画でも見ていて頭の中が英語モードだったのか、よく洋書に手を伸ばして、まだ読み終わってなかった The Land of Stories のシリーズを読み終わり、
その後、Harry Potter に手を出して全巻読破したのもこの頃でした。
でも、6月に学校が再開してからは日本語の本を読むようになり、図書館で借りてきたり、コロナ対策とかで自治体からもらった図書券で好きな小説を買ったりして読んでいました。
(その図書券には「学校が休みの間、勉強が進まなくて不安だろうから、参考書でも買って」というようなメッセージがついてきたのですが 笑)
それが最近、また急に洋書を読むようになり、家にある洋書の児童書などを読んでいたのですが、先日は私の本棚から1冊見つけて「お母さん、この本面白い?」と聞いてきました。
「アルジャーノンに花束を」の原書ですが、これは私が30年ほど前に日本語訳を読んでいたく感動したもので、最近、今度こそ原書で読もうと買ってそのまま放置してあった本です(^O^)
「面白いよ!超オススメ!」
思わず力を込めて言うと、ふーん、じゃあ読んでみるか、という感じで読み始め、4〜5日であっという間に読み終えてしまいました。
えっ、もう読んだの!? はやっ!(私は途中で止まったままになっているのに…)
我が子ながら、この英語の読書スピードの速さは本当にうらやましいです。
で、次はこれ(↓)を読みたいと言うので、私もいそいそと注文してあげました(笑)
(洋書がすぐ手に入る便利な時代になりましたね)(でも「海外から発送済み」になってるけど、まだ手元には届いてません)
急にまた洋書を読み始めたワケは「7-day English」?
ところで、何でまた次女が洋書を読み始めたのかな?と思って、ふと、もしかしたら「7-day English」のせい?と思いつきました。
パルキッズには、中学生(以上)向けの素読教材「7-day English」というのがありますが、うちの娘達には不要だと思って、使ったことはありませんでした。
ところが、私からの紹介でこの教材を注文されたり、お問い合わせをいただくことが増えてきたので、「私もどんな教材か見ておかないと」と思い、うちでも買って、今、次女に(半ば無理やり)やってもらっているのです。
(こんな無理やりの取り組み、おうち英語を楽しむ良い子は決して真似しないでくださいね)
ちなみに「素読」とは、パルキッズの開発者・船津洋さんの書かれた「子どもの英語『超効率』勉強法」によると、「意味の理解は二の次にして、ひたすら暗唱するように読み続けること」だそうで、「意味が分からなくても、とにかくひたすら文字を読んでいく」という取り組みです。
「7-day English」に使われている英文は、中学英語で理解できるような語彙や構文なので、自然な英語とは言い難く、おうち英語で育った子には多少の違和感があります。
また、内容もちょっとアレな(どれな?)ものがあり、次女も時々「何?この英語」とゲラゲラ笑いながらやっています。
でも、おうち英語なしで英語の勉強を始めたお子さんには、本場の英語ではない分、逆に分かりやすい英語になっています。
次女は「変な英語」と言いながら読んでいますが、意味を考えず、ただ機械的に文字を読んでいくのが「素読」だそうで、実際、そんな説明は一切していないのに、次女は、ただただ「早く終わらせたい」一心で、ほとんど何も考えずに読んでいます。
そして「早く終わらせたい」一心で、音声を無視して超・高速で読むので、画面が流れるのが遅く、ところどころで休憩しながら待っています(笑)
正直、英語は不自然だし、うちの娘には不要な取り組みだったなー、とは思いつつも、私も「なんでもいいから子供の英語のアウトプットが見たい!」という(こんなブログを書いている割には)いまだに自我丸出しの母親なので、1日1回やらせています。
ところが、「うちの子には不要」と思ったこの取り組みを毎日やっているうちに、英語の「黙読」が苦ではなくなったのか、やり始めてしばらくしてから次女が英語の本に手を伸ばし始めました。
そう言えば、私も自分のトレーニングで毎日音読をしているのですが、完全に意味の分かる英文を毎日繰り返し声に出して読んでいると、英語を読むのがラクになって、仕事で必要な難しい英文を読むのも早くなります。
「英語を勉強しよう」という意志があれば、今なら音読の素材はいくらでもあるので、こんな教材にお金をかけなくても、ラジオ講座のテキストでも毎日読めば良いです。(実際、おうち英語の会 の大人英語のサークルでは、私もラジオ講座のテキスト音読をオススメしています)
ですが、やる気のない中学生に音読を毎日やらせるのは大変です。
その点、パルキッズのオンラインレッスンは、とにかく画面に導いてもらって音読をさせるだけなので、親にとっても子供にとってもハードルが低く、習慣化するのがラクです。
洋書すらすらに導くのに中学生の「素読」はいいかも
私は常々、「英語ぺらぺら」ではなく「洋書すらすら」をおうち英語では目指そうということを提唱していますが、英語自体は読めるようになっても、自分から洋書に手を伸ばすようになるのが難しい、というご相談をよくいただきます。
それについては、「おうち英語で、どうすれば「洋書すらすら」になりますか?」にも書いたように
① 音の習得 → ② 絵本の暗唱 → ③ 多読
の順番が良く、小学生のうちは「耳で聞いて分かるお話」を長くしておくことがまずは大事、とお伝えしているのですが、中学生になったら、7-day English のような素読をやるのも良いな、と思いました。
7-day English、レベル的にはうちの子には必要ないと思っていましたが、素読をすることで洋書の読書につながるということが分かったので、読みに弾みをつけたいご家庭にはオススメできる教材です。(もちろん、普通に英語の成績を上げたい中学生にも良いと思います)
「パルキッズ」のシリーズ(7-day English)は、このブログを通して購入されると、紹介特典と共に、私の主宰する「おうち英語の会」でもサポートさせていただきます。
紹介購入をご希望の方は、こちらよりお問い合わせください。
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。