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2021 謹賀新年:本当に英語が必要ですか?

バイリンさるのサラミ
明けましておめでとうございます!

皆様、どんな新年をお迎えになりましたか?(私は今日が仕事始めです)

「今年は旅行も帰省も自粛して、自宅でのんびり年越し」というご家庭も多かったかと思いますが、我が家では、単身赴任の夫が11連休で帰宅して、全ての食事を作ってくれたため、私は台所の心配が一切ない!という、ありがたい年末年始でした(笑)

大学受験がいよいよ目前に迫った長女は、元旦から「共通テスト模試」を受けに行き、臨戦態勢に入っております。(高校受験がいよいよ目前に迫った次女は、…以下省略)

そして私は、飛行機に乗るのが大好きなのですが、仕事、プライベート問わず、去年は一度も飛行機に乗れず、とても寂しい思いをしたので、「今年は飛行機に乗るぞ!」と新年の誓いを立てました。

今年はまた、海外とも自由に行き来できるようになることを切に望みます。

 

AI(人工知能)で進化する自動翻訳/通訳の世界

海外に出かけたり、海外から人を迎えると、どうしても発生するのが「言葉の壁」ですね。

この言葉の壁を越えるために、世界中の人達が「世界の共通語・英語」を学んでいますが、新型コロナの流行で世界の人々がオンラインでの交流にとどまっている間に、言葉の壁をAIが越えさせてくれるのかも?という勢いになってきています。

 

もともと通訳業界には、RSI(遠隔同時通訳)と呼ばれるプラットフォームがあり、国土の広いアメリカなどでは早くからよく使用されていました。

私も、新型コロナが流行する前から、RSIの研修を受けたりしていたのですが、このコロナの流行で、既存のRSI に加えて、昨年は、Zoomに同時通訳機能が登場しました。

同時通訳付きのZoom会議やウェビナーに聴衆として参加すると、Zoom画面に「通訳ボタン」があり、言語を選ぶことができます。

そこで「日本語」を選ぶと、講演者が日本語を話している時は日本語の発言がそのまま聞こえ、英語など他の言語を話している時は、日本語の同時通訳を聞くことができるようになります。

私も、Zoomのこの機能を使った通訳をしたことがあるのですが、現在は「人間通訳者」がやっているこの同時通訳を「AIによる自動通訳にしてしまおう」というのは、技術の進歩を考えると、ごく自然な流れですよね。

で、昨年末にはいよいよ、AI通訳の新製品発表が行われ、通訳業界でも話題になりました。(興味のある方は → こちらのYouTube で、58分過ぎから実際のデモが見られます)

 

ここまでのものでなくても、旅行用のポケトークなどは一足先に販売されており、最近は、スマホの翻訳機能を使って外国人とコミュニケーションを取る人も増えてきました。

 

この先、本当に英語が必要ですか?

AI(自動)翻訳/通訳は、言語間の距離が遠い日本語と英語では、完全な実用化にはまだ少し時間がかかると思いますが、国際会議での完璧な同時通訳ではなく、旅行やちょっとした商談、または文書の内容が分かれば良い程度の翻訳だったら「AI で十分」という時代はもうそう遠くないと思います。

つまり、この先「英語ができなくて困る」という場面は、劇的に減ってくるでしょう。

英語だけでなく、中国語だろうが、ロシア語だろうが、インドネシア語だろうが、どんな言語を話す人とも、言葉の壁なく付き合える、ドラえもんの「ほんやくコンニャク」の時代が到来するとしたら、それでも英語を勉強する必要はあるのでしょうか?

私は、ないと思います。

少なくとも、子供に英語を無理強いしてまで勉強させる必要はなくなると思います。

 

それでも英語をやりたい人だけが英語をやれば良い時代

通訳者として、英語で苦労している大人の方々と沢山お会いし、素晴らしい実績のある立派な方が、英語が苦手なだけで肩身の狭い思いをされているのを見てきました。

また、ここ数年は英語コーチとして、英語とは無縁で過ごしてきたのに、突然英語の必要が出てきて、苦労して勉強しているけれど、なかなか成果の出ない方にもお会いしました。

 

ですが、これからは、やりたくない人まで英語を勉強する必要性はどんどん薄れてくると思います。

やりたくもない英語を無理やり勉強しなくても、自動翻訳/通訳機を使えば、必要な情報は得られ、コミュニケーションも成立するようになるでしょう。

「英語ができること」が必要以上に重視される時代は少しずつ過去のことになっていくと思います。

そうなったら、英語もその他のことと同じように「好きな人だけがやれば良い」ものになると思います。

 

考えてみれば、昔の日本はそんな感じでしたね。

ただ、昔と違うのは、昔は(今でもかな?)英語ができる人とできない人の間に大きな格差があったのですが、これからは、英語ができなくても技術の助けを借りて、英語ができる人とあまり変わらない状態でいられるようになるのではないか、と思います。

では、そんな時代が来るとして、それでも英語を身につける意味はあるのでしょうか?

それは、その人が決めれば良いことだと思います。

 

英語が好きな人、ただできるだけの人

年末、図書館でふと目についた「Steve Jobs」を借りてきて読み始めました。

この本は翻訳も出ていますので、日本語で読むこともできます。

ですが、私はやはり原書で読みたいです。

うちの娘達も、「ハリーポッター」や

The Land of Stories」など

は、日本語の翻訳版ではなく、原書でしか読みたがりません。

また、私も娘達も、洋画や英米のドラマを見る時は、日本語に邪魔されるのが嫌で、日本語字幕を消して見ています。(時々、字幕で確認することはありますが)

そして、外国人と同席したら、自動翻訳機やスマホを取り出さなくても、英語で会話を楽しむことができます。

 

英語で会話したり、洋書や映画・ドラマが楽しめるようになるまで、私はずいぶん時間をかけて英語を勉強しました。

そんな私は、英語も英語の勉強も好きだし、英語力が衰えるのが嫌なので、今でも毎日英語の勉強(トレーニング)を続けています。

 

一方、うちの娘達は、自分では何も努力せず、苦労もなく、おうち英語で自然と英語を身につけました。

別に、特に英語が好き!ということは全然ないし、そんな時間もないので、英語の勉強なんかしません。

ただ、英語はできるので、時々気晴らしに好きな洋書を見たり、好きなドラマや映画を見たり、洋楽を聞いたりしています。

 

私は、通訳の仕事が好きなので、今後も仕事が来る限りは、通訳者としての看板を掲げ続けようと思ってトレーニングを続けていますが、通訳/翻訳の仕事の絶対量は減っていくだろうと思っています。

 

一方、子供達は、この先もし勉強や仕事に英語が必要になったら、自動翻訳/通訳機の力を借りたりもしながら、自分の言葉としても英語を使って生きていくと思います。

 

その英語の苦労、本当に必要ですか?

今、巷で行われている子供の英語教育は、ちょっと加熱し過ぎていたり、苦労や投資の割には将来につながらないのでは?と思えるものもある気がしています。

今後ますます、世界中の人とコミュニケーションを取ったり、英語で書かれた物を読んだり、英語を書いたりする必要は増えると思いますが、その分、AI 技術を使った自動翻訳/通訳機能の進化も進むと思います。

そうすると、英語ができることはこの先、「字が綺麗」「絵が上手」「歌がうまい」程度の特技になるかもしれません。

いつの時代も、書道家や画家、歌手になる人がいるように、どんなに AI が進化したところで、英語を使った仕事もなくなりはしないと思いますが、一般の人にとって、英語ができることの優位性はどんどんなくなると思います。

そうであれば、これからの教育も、幼少期、そして小学校時代から英語で苦労させたり、英語に力を入れ過ぎるより、もっと大事なことがあると思います。

子供なんて「言語習得の天才」なのですから、環境さえ与えておけば、そんなに(親が)頑張らなくても、(本人に)頑張らせなくても、基本的な英語なんか自然に習得します。

バイリンさるのサラミ
子供の育つ環境にさり気なく英語があれば、あとは他のことに力を入れた方が良いと思いますよー

子供時代には英語よりもっと大事なことを

私は英語が好きですし、英語ができるようになって、いろいろ得なことがありました。

だけど、繰り返しますが、この先、英語ができることの優位性はどんどんなくなると思います。

それでも、21世紀の令和の時代を生きる子供達ですから、「世界の共通語」としての英語は身につけておいた方が良いと思います。

「英語ができなくても良い」とは全く思っていませんが、それでも、英語に関しては「音を流しておけば身につく英語」に「ご家庭で無理なくできるプラスアルファ」程度にしておいて、もっと大事なことに力を入れた方が良いのではないか、と、そんなことを考えた年末年始でした。

 


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