アウトプットする学習法(バイリンガルの育て方・その6)

完全に私の独断と偏見による「バイリンガルの育て方」シリーズです。
(前回は、コチラ(その5)/第1回から読みたい方は、コチラ(その1)

(最初にお断りしておきますが、今日の記事はちょっと難しくなってしまいました。しかも、あまりバイリンガル育児には関係なく、純粋に「大人の英語学習法」になってしまいました。
興味のない方は、飛ばしてコチラ(その7)へお進みください。)

前回は、大人が英語回路を身につけるには、英語の語順を体に叩き込むために、「インプットはアウトプットで行う」というところまで説明しました。

「アウトプットする学習法」で体を使ってトレーニングして初めて、「日本語のバリア」のある大人でも、効率的な英語のインプットができるようになります。

この体を使う「アウトプットする学習法」とは、要するに、「声を出す」か「書く(あるいはタイプする)」ということで、「書写」「ディクテーション」「シャドーイング」「音読」「暗唱」などがあります。

このうち「ディクテーション」「シャドーイング」「暗唱」は、英語力を上げるには非常に効果が高いのですが、英語の知識がないと単純に「体だけ」では難しいことが多く、英語がまだ初級者のうちは挫折してしまう可能性があります。

ですので、初級者の場合は、「書写」や「音読」がおススメです。

ただし、ある程度のまとまった量をこなさないと、英語の語順を体に叩き込むまでに至りません。
できれば、薄い本で結構ですので、物語を1冊「書写」するか「音読」する、あるいは「書写」しながら声にも出すぐらいはした方が良いでしょう。

「書写」と言っても、必ずしも紙にペンで書く必要はなく、PC(Wordなど)に入力していけば、英文タイピングの練習にもなり、一石二鳥かもしれません。

英語は、助詞のある日本語と違い、「主語 → 動詞 → 目的語・補語」という語順がはっきり決まっています。
そして、その「主語」「動詞」「目的語・補語」のそれぞれが、「主要な情報 + 追加の補助情報」という構造になっています。

学校の英文法では、この構造を習うのですが、これは頭で理解しただけでは、英語を読んだり聞いたり(書いたり話したり)する時には間に合わないことが多く、そのため「意味が分からない」「言いたいことが言えない」状態になるのです。

ですから、これを理屈ではなく体に叩き込むためには、ひたすら「書く」とか「声に出して読む」ことが必要になります。

これをやる素材ですが、録音が学習者用にはっきりしていて、単語や文法の説明があり、スクリプトと日本語訳がついていて英文の意味が確認できるものが良いです。
(子供には日本語訳は与えない方がいいですが、大人は日本語訳の助けを借りましょう)

NHKラジオ「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」なんかいいかもしれません。

また、一通り、英語の構造を頭で理解しておくのもおススメです。(やり方は、「中学生以上のバイリンガル指導」に少し紹介しています)

書写ではなく音読をする場合は、最初はゆっくり丁寧に読みますが、何度も何度も読んでスピードを上げていきます。
書写でも音読でも、やっているうちに、英語の語順が分かった気がして、「ユリイカ!(Eureka!)」と叫びたくなる時が来ると思いますし、そこまでやってください。

ここまできたら、大人でも「英語回路」の習得はできたようなものです。
あとは、語彙を増やし、文法的な知識をつけていけば、英語がどんどん上達していくのは、子供のバイリンガル教育と同じです。

ただし、子供と違って、その後のインプットもアウトプットで行っていく必要がありますし、上級者を目指すなら、「ディクテーション」「シャドーイング」「多読」「暗唱」など、いろんなトレーニングをしていく必要も出てきます。

子供と違って、大人は「自我」でゴリゴリに努力して英語を習得していくしかありませんが、それでも、アウトプットでのインプットを十分できれば、バイリンガルを目指すのに遅すぎると言うことはありません。

以上、「大人の英語回路の作り方」を述べてきました。
子供だけでなく、自分も「後天的バイリンガル」を目指すお母さん(お父さん)は、参考にしてみてください。

次回はまた「子供をバイリンガルに育てる方法」に戻ります。
次回「その7」につづく

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