英語は「教えない」

昨日は、東京での仕事が終わってから最終便で福岡に帰りました。

夏休みだったので、平日ですが、飛行機は行きも帰りも満席でした。

帰りは夜だったので、家族連れは少なかったのですが、行きの飛行機(福岡→羽田便)は、おそらく実家で夏休みを過ごし、夏が終わって首都圏に戻ると思われる母子連れが多く、赤ちゃんや幼稚園児を抱っこしたり手を引いたりしている若いお母さんがたくさんいらっしゃいました。

私も子供達が小さい頃は、千葉と埼玉に住んでいたので、夏休みのたびにこうやって飛行機で実家に帰ったなー、と懐かしく見ていました。

はたで見ている分には微笑ましい光景ですが、幼子を2人連れて飛行機で帰省するのは、本当に大変なんですよね。
今は1人で身軽に出張できるようになりましたが、あの頃が一番大変でした。

と、そんな昔話をしたい訳ではなく、飛行機で、後の席に3歳ぐらいの女の子が座っていました。
おしゃべりさんで、飛行機に乗っている間中、日本語でも目についたもの、思いついたことをお母さんに話しかけていたのですが、どうやら英語育児をされているお子さんらしく、途中で言葉が綺麗な発音の英語に切り替わったりしていました。

ああ、うちの長女もこんな感じだったな、と思いながら聞いていたのですが、多分、この女の子は、かけ流しで自然に英語を覚えた子かな?と思ったのが、日本語と英語がそんなに混じらず、日本語の時は日本語で、英語の時は英語でおしゃべりしていたことです。

こういうお子さんは、「自我」ではなく、脳が英語を「無意識で習得」していますので、英語を話す時は日本語の方が引っ込んでいます。

日本では、幼い子にも、まだまだ英語を「教える」という考え方が強いですが、オールイングリッシュで説明しない限り、教える時の思考や会話のベースは「日本語」です。

これでは「自我でお勉強」になってしまうので、頭の中に「英語の部屋」ができません。

あくまで「日本語の部屋」の中に、一種の外来語としての英語の単語や表現が「お客さん」としてため込まれるだけです。
(過去記事:「おうち英語で気をつけること」

中学・高校で(人によっては大学でも)英語を勉強してきて、日本人の大人は、知っている単語はかなりあります。

それでもなかなか英語を話したり、洋書を読んだりできるようにならないのは、この「英語の部屋(英語回路)」ができていないからです。

ですから、大人のやり直し英語でも子供の英語育児でも、この「英語の部屋」を作らなければいけません。
(過去記事:「おうち英語の目的とやるべきこと」

「英語の部屋」ができれば、もともと語彙や文法の知識があるので、大人はある程度すぐに効果が見えます。

一方、幼い子供は、まずこの「英語の部屋」を作りますが、それだけでは英語を使えるようにはならないので、その後、語彙や表現のストックを貯めていかないといけないのですが、先に「英語の部屋」ができている子供は、大人のように日本語の助けを借りる必要がないので、「本は book」のような覚え方はしません。(むしろ、しない方がいいです)

じゃあ、どうするかと言うと、一言で言えば「教えない」で「勝手に習得させる」のです。
(過去記事:「おうち英語と自我」

これもやり方はいくつかあるのですが、一番ラクなのは「かけ流し」を中心にやることです。

やり方はいずれご紹介しますが、つまり、「かけ流し」には、「英語の部屋(英語回路)を作るため」のかけ流しと、「語彙や表現のストックを増やすため」のかけ流しがあり、(その他にも、読みにつなげるかけ流しもあるのですが)、目的に応じて素材ややり方を変えていくと良いのです。

「かけ流し」「かけ流し」と温泉でもないのにうるさいのですが(笑)、これは言葉が「音」である以上、結局、音で(耳から)習得するのが、一番自然だし、音で習得しなければ、いくら勉強しても話せるようにも読み書きできるようにもならないのは、大人の私達が身に染みていることです。
(過去記事:「言葉は脳に習得させる」

「かけ流し」で脳に「無意識で習得」させるやり方、言い換えれば、英語を「教えない」で、英語に「浸す」おうち英語(いわゆる「イマージョン」ですね)は、すぐに成果が見えないことがありますが、長い目で見ると一番「使える」英語力につながりますので、焦らず、気楽に、肩の力を抜いて、その代わり何年もかけて、お子さんの英語を育てていただきたい、と思います。
(過去記事:「バイリンガル育児は、お金や手間ではなく時間をかける」

 

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