オンラインコミュニティ「おうち英語の会」のご紹介

おうち英語に文法は必要?

元号変わりの大連休、皆様いかがお過ごしでしたか?

私は、連休の後半は仕事を完全に休み、実家や自宅を断捨離しまくりました。

デスク周りも少しスッキリしたところで、令和元年も仕事に励みます!

おうち英語っ子にも文法は必要だけど…

おうち英語をやっていて、子供が英語を話し始めたのはいいけれど、文法がぐちゃぐちゃな英語をしゃべっていたら、「文法はいつからどうやって教えればいいの?」という疑問が湧くかもしれません。

もちろん、おうち英語で育った子供が、中学、高校に上がって、文法がぐちゃぐちゃでは困ります。

ですが、正しい英語をどんどんインプットして、無意識で英語を習得していく子供たちは、いつの間にか基本的な文法事項も自然にマスターしているのが普通です。

インプットをしないで、文法(や単語)を教え込んでも、それは、私達がやってきた「外国語としての英語を自我でお勉強」のちょっと先取りというだけで、せっかくのおうち英語には馴染みません。

これについては、以前書いた(↓)ブログ記事も参考にしてください。

英語は『教えない』
国産バイリンガルと真正バイリンガル

ある日のおうち英語ママたちの会話から

私が主宰する「おうち英語の会」の掲示板で、少し前に、文法の教え方についての話題が出ました。

きっかけは、4歳のお子さんに関するご質問。

幼稚園で「-ing」を習ってきたんですが、家では間違いが多いです。文法は、どうやって教えたらいいでしょうか?

これに対して、以下のようにお答えしました。

💁‍♀️ 文法的なことは、「インプットが十分できている」場合は、子供は自分で修正していきますので、ほっといても大丈夫です。

日本語でも、発語が始まった頃は「可愛い間違い」をしますし、英語圏の子供も同じように「可愛い(英語の)間違い」をしながら、だんだん自分で修正していきます。

ただ、自分で修正できる(脳が自然に習得する)ほどの量がインプットできていないと、間違ったまま定着していってしまうこともあります。

それでも、直して直るのは自我がはっきりしてきてからですし、その時にそういう教え方をすると「外国語」として覚えていくことになってしまいます。

ですので、今の段階では「直す」よりも「インプットの量は足りてるか?」を意識してみてください。(と言っても、やり過ぎる必要はないです)💁‍♀️

すると、英語育児歴の長い先輩ママさんからも素敵なフォローがつきました。

  ↓↓ ↓↓

🙋‍♀️ 我が家はテレビや Youtube などの動画視聴がほとんどで来ているので、見ている映像で「I’m running!」とか、「It’s raining.」とか進行形を自然と理解しています。

先日受けた英検(3級)でも、be動詞があったら、ちゃんと -ing を選んでます。(当時小3)

でも、「現在進行形」という言葉は知りません。

こんなふうに文法を自然にマスターできていて、うらやましい限りです。🙋‍♀️

おうち英語っ子の文法学習は?

おうち英語で「第二の母国語」として英語を習得する子供たちにとって、英語の文法は、(母国語である日本語の)「国語の文法」と同じようなものです。

日本語ネイティブ(普通の日本人)が使う日本語でも「変な敬語(コンビニ敬語)」や「ら抜き言葉」など、文法・語法的におかしな日本語は巷にあふれていますが、これはきちんと勉強したり誰かに指摘されないと「みんなが使ってるから正しいのかな?」と思ってしまい、自然には直りません。

おうち英語っ子の場合、ある意味、本場の英語に触れる機会が限られるため、乱れた英語が入ってくる余地も少なく、そういう意味では、文法的におかしな英語を身につけてしまうことは、本場仕込みの英語よりも少ないかもしれません。

しかし、少し複雑な文法事項はどこかできちんと勉強して身につけておく必要があります。
(ネイティブの子だって、小学校高学年~中学以降は、きちんとした英語を使うための文法を勉強します)

じゃあ、「いつ・どこで・どうやって文法を勉強するの?」ということですが、私の個人的な意見では、「中学・高校の英語の授業で習うこと」の中から、「知らなかったこと」を家庭学習でしっかり覚えれば十分だと思います。

つまり、小学校のうちは、インプットを心がけていれば、文法の勉強をする必要はありません。

小学生のうちから文法を教えて、親子ともども英語をストレスに感じるよりも、本を読んだり、動画を見たり、おうち英語で「良質のインプットをたっぷり」を心がけていきましょう。

おうち英語してこなかった小学生・中学生の文法学習は?

一方、おうち英語をしてこなかった小学生が英語を始める場合は、文法はどうやって教えればいいのでしょうか?

これについては、いろんなアプローチがあると思いますが、私がおススメしているように、英語を「外国語」としてではなく「第二の母国語」としてバイリンガルにしてあげたいのなら、小学生のうちは、文法学習よりも、インプット中心のおうち英語で、耳からの英語回路を作って、文法の学習は中学以降が良いと思います。
(詳しくは「英語を『外国語』にしない小学生からのバイリンガル教育

そして、おうち英語をしてこなかった中学生だったら、今度こそ、先に日本語の意味と英語の文法をしっかり学習して、理解したことを反復練習していくのが良いと思います。
(詳しくは「中学生のおうち英語学習法」)

ですが、小学校以降のおうち英語は、それまでの家庭での取り組み状況、現在のお子さんの英語の習得具合、そしてこれから英語にかけられる時間などでかなり変わってきますので、個別にお問い合わせいただくのが一番良いです。

「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっていますので、興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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