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小学生からのバイリンガル育児

赤ちゃん・幼児から始めて、まずは3年、そして10年、毎日かけ流しと時々は意味づけができれば、子供は自然とバイリンガルになります。

では、小学生になってしまったら、もう遅すぎるのでしょうか?

そんなことはありません。 小学生のうちに始められれば、十分バイリンガルに育てることができます。

私がそう確信しているのは、小学4年生の女の子にバイリンガル指導をした経験からです。

10年以上前のことですが、知り合いのお母さんが「うちの子の英語、見てよ」と言ってこられたことがありました。

当時、うちの子供達はまだ小さかった上に、私は通訳学校に通っていて、他人様の英語どころではなかったので、人に頼まれても英語を教えることはしていなかったのですが、そのお宅は、お父さんの転勤で1年後にアメリカに行くことが決まって、お母さんが「何とかしてほしい」と相談してこられたのです。

その子(Cちゃん)の下にも弟と妹がいたのですが、下の二人はまだ小さかったので、 「下の子達はいいけど、Cだけは、向こうの5年生に入るのに英語が全然できなかったら可哀想だから」 とおっしゃるのです。

Cちゃんはその時点でアルファベットもまだきちんとは読めませんでしたし、週1回30分私が見てあげたとしても、たった1年でどれだけのことができるか分かりませんでしたが、何とかしてあげたい気持ちと、小学生がどこまで耳で英語を習得できるのか見てみたい気持ちの両方から、渡米前の英語指導をお引き受けしました。

それで、1年間Cちゃんの成長を見てどうだったかと言うと、結論から言うと、小学生の耳の良さに驚かされ、10歳ぐらいから始めても十分バイリンガルになれる、と確信させられたのです。

と言っても、もちろん私のレッスンに来ただけでそんなにみるみる英語が上達する訳はありません。 家でしっかり取り組みをしてもらうように宿題を出し、レッスンではその宿題(家庭での取り組み)をきちんとやったかチェックするだけでしたから、Cちゃんの上達は「おうち英語」の成果だったと言えます。

その時使った教材が、「トーキングトレーナー」(現在の「パルキッズジュニア」の1年目)でした。

この時の経験から、私は小学生以上のお子さんには、イチオシで「パルキッズ」をオススメしているのですが、小学生の取り組みには、赤ちゃん・幼児より、もう少し気をつけなければいけない点があります。

それは、「文字から入らないこと」「英語の意味をすべて日本語で説明(理解)しようとしないこと」です。

小学生は、もうしっかり日本語ができあがっていますし、自分の周りのことも日本語で理解しています。 また、日本語でもひらがな、カタカナ、漢字を読めるようになっていく時期です。

なので、つい、英語の意味も一語一語日本語で説明(理解)したり、文字を読んで読みを覚えたりさせそうに(しそうに)なってしまいます。

ですが、過去記事「言葉は脳に習得させる」にも書いたように、言語と言うのは「音」ですから、英語の音を与える時に、文字から入ろうとしたり、日本語で理解しようとしてしまうと、英語が英語の音のままで入って来なくて、途中で日本語に変換されて入って来てしまうので、「音としての言語」(英語)の習得が遅くなってしまうのです。

日本語ができあがっているから日本語を介した方が近道のように思えるのですが、それをやってしまうと、英語の「音」をそのまま身につけることができません。

英語の「音」を日本語の音と意味に変換する癖がついてしまうと、大人が英語を勉強する時のように、日本語が逆にバリアになってしまって、英語の習得が難しくなってしまうのです。

これを私は「自我が邪魔する」と言っているのですが、小学生は、この「自我」がしっかりしてくる時期なので、意識して注意する必要があります。

(過去記事「おうち英語を成功させるには「自我」を理解する」「おうち英語と自我」)

とは言っても、日本語をまったく使ってはいけない訳ではなく、ざっくりと内容を理解させるために日本語で説明してあげてもいいのですが、全部の単語や表現を一言一句日本語に訳すようなことはしない方がいいです。

それをやってしまうと、日本語に訳して考える癖がついてしまい、英語回路(英語を英語のまま理解する力)ができづらくなるので、早くに頭打ちになってしまいます。

そうは言っても、大人が文字や日本語を使わずに耳から英語を学ぼうとすると、とてつもない時間がかかってしまいますので、日本語を使った説明で理解しながら文字に頼った学習をせざるをえません。

でも、小学生だったら、まだ耳が良いので、英語を音からそのまま習得することができます。

ですから、遠回りのように思えても、

「文字から入らない」 「日本語で理解しようとしない」

を徹底することが、結果的にバイリンガルにする近道です。

そのための具体的なやり方について、明日以降、書いていきたいと思います。

また、この時の経験をもとに、パルキッズジュニアでの小学生のバイリンガル教育についての記事も書きましたので(↓)興味のある方はお読みください。

小学生のバイリンガル教育(パルキッズジュニア体験談)英語を「外国語」にしない小学生からのバイリンガル教育

(なお、小学生でパルキッズを使う場合は、低学年と高学年でおススメのやり方が変わります。詳しくは「小学生の自宅英語学習(パルキッズ)」を参考にしてください)

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