管理人ちえみです。まず最初にお詫びさせてくだい🙏
スプさんから随分前にいただいてた原稿をすっかり放置しており、前回の続きがすっかり遅くなってしまいました💧(前回はこちら ↓ です)
こんなに遅くなってしまったのは、ひとえに管理人ちえみの怠慢で、スプさんのせいではありませんので、ご了承ください🙇♀️
と、言い訳はここまででご容赦いただき、気を取り直して、前回のスプさん自己紹介の続きをお届けします!
前回のスプのおうち英語体験談①では、私のおうち英語との出会いなどをお伝えしました。
今回は1年間の取り組みについて振り返ります。
Contents
おうち英語開始時の子どもたちについて
まず、子ども達の性格や当時の発達です。
息子
4歳半(開始当時3歳3ヶ月)
慎重派。自信がないことは人前でやらないタイプ。好きな事はトコトンのめり込む。
日本語の文字読み習得は早い方で、3歳になる頃にはひらがな、カタカナは読めており、おうち英語開始時にノンタンやこぐまちゃんシリーズなどは一人読み出来ていた。
娘
2歳半(開始当時1歳3ヶ月)
好奇心旺盛な怖いもの知らず。お兄ちゃんのマネをしてなんでもとりあえずやってみる。
おうち英語開始時は日本語の発語がほぼなく「ママ」も言えなかった。1歳半過ぎにポツポツと1語が出始め、2歳頃2-3語文、2歳半になる現在ではすっかり1日中歌って喋る子に。
スプ家のおうち英語指針
スプ家のおうち英語の方針は「細く長く、コスパ良く!」です。
ゴール設定は高くなく、多読路線で小学校卒業時にある程度読めるように進めていきたいとは思いますが、ネイティブの同世代と同レベルで!とまでは考えていませんし、全体的にゆるめの取り組みです。
これは「英語もやりたいけど、他のこともたくさん経験させたい」という考えからです。
まずは本人たちが楽しい!やりたい!と思える何かを見つけることに、リソースを割いていきたいと考えています。
もちろん幼少期の親子留学やインターナショナルスクールなどに憧れはありますし、そういった体験談を見聞きすると「いいなー!うらやましいー!」と思うのが本音ではあります。ですが、一般家庭にはハードルが高いですよね。
それでも、本人が将来自分の意思で留学をしたいと言ったら、その時は出来る限りサポートしてあげたい。そのためにも幼児期はおうち英語でなるべくコスパ良くやっていきたいな、というのが我が家の基本方針です。
それからもう一つ。「アプリはなるべく使わない!」
今、たくさんの良いアプリがありますよね。Little Fox、トド英語、Reeding Eggs、ラズキッズにORC…。挙げるとキリがありません。いつも「おうち英語の会」でも話題にあがっており私も気になって仕方ありません。
ですが我が家は子どもがまだ小さく、タブレットなどの電子機器の誘惑になかなか勝てません。
きっと英語のアプリを使うだけでは済まないと思うので、あと1年ほどはなるべくアナログで進める予定です。
主な取り組み
我が家の取り組みは
・英語音声のかけ流し
・Liaoリスト絵本の読み聞かせ(音声ペン利用)
・英語動画の視聴
の3本柱でやっています。
① 英語音声のかけ流し
スプ家のかけ流し音源は主に
・マザーグース/ナーサリ―ライム
・絵本の音源(朗読や歌ver.)
・アニメ動画の音源 です。
我が家はCDを再生できるプレーヤーがないため、スマートフォンとBluetoothスピーカーを繋いで流しています。(最近Echo Popを導入したので、Alexaのサポートもあり更に簡単になりました)
ですので、音源はもっぱらSpotify、Amazon music、YouTubeやNETFLIXなどのサブスクです。
動画はスマホで再生し子どもの見えない場所に置いて、スピーカーから音だけを流しています。
英語音声のかけ流しはおうち英語の基本ですね。ちえみさんはよく「質の良いものをたくさんかけ流すことが大切」と仰っております!
過去のブログにも、何度も書かれていますね。
また、ちえみさんが仰っている内容と重なりますが、船津徹先生が「フォネミック・アウェアネス」と呼ばれる英語の音感についてこちらで説明されており、参考にしています。
船津先生がフォネミック・アウェアネスのためにおすすめされているかけ流し音源の素材が、マザーグース、ナーサリーライム、手遊び歌など、そして童話やおとぎ話などの音声です。
前回もお伝えしたように、おうち英語を始めた頃、私は今後どう進めればよいかとても悩んでいました。
悩むくらいなら教材を購入してしまうのが手っ取り早くてよいと思うのですが、私はなかなかそれが出来ないタイプなのです。
ですので、まずは教材を購入せず情報収集をしながら、とにかくおすすめされているものをかけ流し、随時子どもの様子をみてその時々に必要なものを追加していくことにしました。
かけ流し時間は最初の半年ほどは娘が1歳でしたので、1日30分~1時間を目途にしていました。
娘が2歳になった頃から、3-4時間を目標にかけ流しています。
娘は今ではすっかりおしゃべりですが、おうち英語を始めた頃は発語ゼロの赤ちゃんでしたし、ちえみさんにも「妹ちゃんがまだ小さいから、かけ流しのやりすぎには注意ね!」と言われていました。
兄妹がいる場合、おうち英語は上の子に合わせて進めるのが原則だそうですが、下の子がまだ赤ちゃんの場合は少し配慮が必要な様ですね。
② Liaoリスト絵本の読み聞かせ
教材やアプリを使わずにおうち英語をしていると、これで本当に大丈夫かな?と思うこともあります。
そこで、少し子どもの自我に繋げていくために英語絵本を導入しました。
音源付きの絵本を検討していたところ、「おうち英語の会」でLiaoリスト絵本のことを教えて頂きました。
Liao Caixingさんという台湾の英語教師の女性(ご自身のお子さんにバイリンガル育児をされた方で、大変優秀な方だそうです)が選ばれた絵本のリストです。
130冊の絵本を週に3冊ずつ、1年かけて順番に読んでいくというプログラムになっています。
「おうち英語の会」のインスタで 知子さんが以前紹介されていたので、良ければご覧くださいね。
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Liaoリスト絵本は、定番の名作ばかりです。
Eric Carleの絵本、歌絵本、アルファベットの絵本、Dr.Seussシリーズのような言葉遊びの絵本。
現時点でこれらの絵本を読めるようになることは目的とはしておらず、「かけ流し音源に使用して音を届けながら、英語絵本の世界観を親子で楽しむ」ことが目的です。
Liaoリスト絵本は、リストを参考に1冊ずつ自分で揃えることも出来ますが、中国で販売されているマイヤペン対応版のセット絵本ですと、音源が歌バージョン、朗読バージョン、子どもの復唱バージョンと多彩ですし、安価に手に入ります。
我が家は子どもが小さいので、歌絵本などを中心にラインナップされている前半58冊のみを購入しました。
ただ、絵本の装丁が簡易ですし、中国で出版されているものを取りよせることになりますので、それをどう捉えるかはご家庭の方針によるのかなと思います。
読み聞かせには音声ペン(マイヤペン)を使用しています。
私のように発音に自信がない親でも、音声ペンがあると絵本の読み聞かせが簡単に出来るので重宝しています。また、音声ペンは触って音がでるので、子どもたちはおもちゃの1つだと思ってよく1人で音声ペンを使い絵本をめくって遊んでいます。
小さいお子さんがいるご家庭には、音声ペンはおすすめです。
先に紹介した週に3冊ずつ読み進めるという方法ですが、我が家はあまりきちんと取り組めていません。
子どもたちの絵本の好みやその日の気分にムラがあり、毎日必ず3冊読み聞かせようと思うと上手く行かないことも多いです。特に始めの頃は日本語の絵本と比べて明らかに興味が薄く、私が読んでいても他の遊びに逃げて行ってしまう事が多々ありました。
ですので、親の日課としてLiaoリストの順番を意識したかけ流しと読み聞かせをしつつ、子どもたちに無理をさせていません。
好きな絵本だけを読む日があったり、絵本を全く読まない日があったりしますが、まぁそれでもよいかな、という気持ちで取り組んでいます。
そんな緩い取り組みですが、半年以上続けたところ、近頃は絵本に頻繁に登場する動物や色に関する単語を息子・娘ともに少しずつ理解してきています。
娘は音源が流れてくると「この絵本でしょ~!」と言って本棚から本を持って来ます。
また、以前は「The wheels on the bus」の様な歌絵本や、Eric Carleの動物絵本ばかりを気に入っていましたが、最近は物語を読み聞かせても最後まで一緒に読むことが出来るようになってきました。
「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」の絵本を見ながら私が「~what do you see?」と尋ねると「I see a …」と続きを言ってくれたりもします。
妹は歌で覚えているので合っているか間違っているかは関係なくとにかくノリノリに歌い、兄は繰り返しのパターンで覚えている部分の動物を見ながら思い出し暗唱する、という感じです。息子は dog と duck をわざと間違えてふざけるなど、なんだか楽しそうです。
そんな子どもたちの姿を見ていると、意味づけ が徐々に出来ているのかな?と思います。
絵本を使った取り組みは子どもの自我に振り回されがちです。
思いがけない絵本をじっくり見つめていたり、親がこれは子どもたちが好きそうだなと思った絵本は読んでくれなかったり。
ですが音のインプットはたっぷり出来ているのでこのまま半分取り組み、半分お楽しみ、という感じでしばらく続けていきたいと思います。
③ 動画の視聴
我が家のかけ流しの素材は歌や絵本ばかりなので、日常会話のインプットとしてアニメを視聴+かけ流ししています。
現在は
・Peppa Pig
・CoComelon
・Paw Patrol
がメインです。
他に、Number blocks, Alpha blocks, Leap Frog , Blippi ,PJ Masksなども。
娘は特にCocomelonが大好きで、同じものを何度も何度も飽きずにみています。
「おうち英語の会」でも人気の定番アニメばかりで、特にPeppa Pigはお子さんが小さい頃に導入として観て、その後成長と共に興味の方向に広げていった方も多いようです。
息子は3歳を過ぎてからおうち英語を始めたため、最初の頃は英語の動画にやや反発されました。
「おうち英語の会」に入会する前、まだ英語のかけ流しを始めて1週間程度の時にいきなりフォニックス動画を見せたのだから、今思うと当然です。
「いつも観てるの(日本語の番組)にして!」と言われてしまい、1-2か月ほど動画は積極的に見せずにいました。
その後、毎日かかさず英語をかけ流し、少し英語に慣れて来たと感じた頃に再度動画を導入したところ、今度はコンテンツが本人の好みにハマったこともあったのか、拒否なく視聴してくれました。
動画視聴に関して心がけていることは、アニメを見せる前に先に音だけをかけ流しで導入することです。
良く観ているものを1話ずつ先取りしたりはしませんが、観たことのないコンテンツを導入する際は数日前から音だけこっそりかけておきます。
「ちえみの部屋」でさなえさんのお話を聴いて、真似をして実践しています。
(※ 「ちえみの部屋」とは毎月1回、おうち英語の先輩のお話をちえみさんがインタビューする「おうち英語の会」会員限定のZoomで、入会すると過去のアーカイブを見ることができます)
この「先に音だけ」があるのとないのとでは、初めて視聴する際の子どもの興味の度合いが違うように感じます。
動画のレベル感が本人にあっているのか、いないのか。
内容を聴いて分かる部分が少しでもあるのか、それとも絵だけで楽しんでいるのか。
子どもの理解度を測ることは出来ないですが、ちえみさんが「全く分からないものを30分も40分も観ることは出来ないし、年齢相応のコンテンツを楽しんで観ることが出来ているなら、全てが理解出来ていなくともインプットにはなっているからそれでよし!」「母国語方式のおうち英語をしているからこそ、分からない部分がある曖昧な状態でも娯楽として楽しめる」と仰ってくださるので、よしとしています。
おうち英語あるあるの「うちのテレビは英語しか観られないんだよ~」を発動しながら(我が家の場合、NETFLIXは英語しかないんだよ、になっています笑)今後も子どもたちが楽しめるコンテンツ探しをしていきたいです。
④ 文字読みへの取り組み
息子はひらがな、カタカナの習得が早かったので、英語の文字にも興味があるかな?読めるようになったら楽しいのかな?と思い、文字読みへの足がかりとなるような取り組みもしてみました。
英語を始めてからアルファベットは、歌やポスター、ブロックなどで毎日触れており、2-3か月目にはほとんどのアルファベットが自然と読めていたと思います。
リープフロッグのフリッジフォニックスマグネットアルファベットは「おうち英語の会」のインスタで ayaさんが紹介されているのを見て、早い時期に購入していました。
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その頃はフォニックスとしてではなく、アルファベットのおもちゃとして、ABC…と並べるなどして遊んでいました。
英語を始めて半年経ち息子が4歳を過ぎたころ、そろそろフォニックスをやってみようかな?と考えました。理由は、先に書いたように「その方が楽しいかな?」と思ったからです。
ですが、「読みを焦らない、とにかく音で理解するのが先!」と知っていましたので、ちえみさんや先輩会員さんにどうすれば良いか相談をしてみることに。
結論として、ひとまずネイティブの発音の歌やアニメを使用して、あくまでも勉強にならないような方法でトライし、反応をみることにしました。
リープフロッグのおもちゃに合わせて毎日letter factoryのフォニックスソングをかけ流し+動画視聴。
また、まだ大文字しか覚えていなかったので、小文字も覚えられるように英語のカードをかるたのようにしてゲームをしました。
その結果、1か月ほどで小文字が読めるようになりフォニックスの音もそれなりに入ったのですが、それ以上の文字読みなどには繋がりませんでした。
「c a t」や「s a t」の文字をなんとかフォニックス読みすることが出来たとしても、息子はその意味が猫だ!というところにまだ繋がらないので、なにをしているのか分からない…つまらない…というような状態。
ここまでやって、ようやく「音が先」の意味が腑に落ちました。
まだ息子には英語の音のインプットやその意味づけが圧倒的に足りていなかったので、フォニックスをゲームのように理解するところまでは出来ても、その先の読みに全く届かなかったのです。
それでも本人が読みに興味があれば進めていけたのですが、全くやる気なしでした。
日本語の読みが早い子だったので、英語も!と、私が先走ってしまいました。
現在はカードやブロックなどのおもちゃを使ったアルファベット遊びやフォニックス音源のかけ流しは遊びの範疇で継続しつつも、積極的な読みの取り組みはしていません。
本人の「英語の文字を読みたい」というタイミングを待ちたい、そして見逃さないようにしたいと思っています。
ちなみに娘ですが、リープフロッグのかえるのおもちゃにとてもハマっており、毎日キッチンで冷蔵庫にブロックを貼っては音を流して遊んでいます。そのおかげかいくつかアルファベットが読めるようで、ひらがなはまだ1つも読めないのに!?とびっくりしています。
喜ばしいことではあるのですが、息子の時にはなかったことでやや複雑な気持ちがあります。娘にはひらがなおもちゃでの遊びや、日本語絵本の読み聞かせなどを意識して強化しバランスをとらねば!と思っているところです。
まとめ
長々と書いてきましたが、取り組みと言っていいのか分からない程度のことだけを、地味に淡々と細々とやってきました。
それでも、1年続けたことではっきりとしたアウトプットはないものの、子どもたちの中に英語の土台のようなものが出来始めていることは感じます。
息子は自分から英語の歌を歌ったりすることはあまりありませんが、娘は無邪気に英語の歌を歌ったり、アニメの真似をしたりして遊んでいます。
娘が始めてはっきりと口にした英単語は「dinosaur!」だと思うのですが、完全にPeppa Pigのジョージの影響です。(笑)
娘は、こぐまちゃんシリーズのような簡単な日本語の絵本を、間違いながらも適当に暗唱しながらめくっていくタイプです。この様子ですと、英語も上手くすれば暗唱してくれるのでは?と思います。
一方息子は、文字読みが早かったので気が付かなかったのですが、そういった「間違っているかもしれない暗唱」のようなことは日本語の絵本でほぼしませんでした。ですので、英語も自分の中で何かしらの自信が持てるまではアウトプットがないタイプかも知れません。
ですが、そんなキャラクターの異なる2人が一緒になって英語の歌をふんふんと口ずさみながら遊んでいる様子を見ていると、お互いがよい影響を与え合いながら、おうち英語っ子に成長していってくれるのかなと勝手に期待しています。
まだまだ始まったばかりのスプ家のおうち英語。
今後も試行錯誤を続けますが、無理せず力を入れすぎず、のんびりとやっていきたいです。
次回からは、これまでの「ちえみの部屋」で皆さんがお話して下さった体験談をご紹介していきたいと思っています。
(※ 「ちえみの部屋」とは毎月1回、おうち英語の先輩のお話をちえみさんがインタビューする「おうち英語の会」会員限定のZoomで、入会すると過去のアーカイブを見ることができます)
ご興味のある方はぜひご覧ください♪
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。