先日、お伝えしたように、年が明けた1月9日(土)に、4児ママ保健師の大石真那さんを講師にお迎えして、Zoomによるオンライン講座「親から子へ伝える性の話」を開催します。
4児ママ保健師・大石真那さん「親から子へ伝える性の話」(詳しくは → コチラ)
📍日時:2021年1月9日(土)14:00〜15:30(質疑応答を含む)
📍場所:Zoomによるオンラインセミナー
📍参加費:無料(「おうち英語の会」会員限定)
※ 申し込み〆切:2020年12月31日(木)
「おうち英語の会」でも、Slack(掲示板)や座談会で「お子さんへの性教育どうしてますか?」という話題が出ることがあるので、今日は、我が家ではどうしてきたかを振り返ってみます。
性教育には、子供が性犯罪の被害者(または加害者)にならないための性教育と、望まない妊娠をしない(させない)ための性教育とがあると思っていました。
子供が幼いうちは「被害者(加害者)にならない」ことが心配の大半を占めますが、子供は教えておかないと、被害に遭いそうになっても、大声で叫んだり周りの大人に助けを求めるという適切な行動を取ることができない場合もあります。
このため、絵本の読み聞かせを通じて、こうしたことを話したりしていました。
デリケートゾーンだけではなく、頭をなでられるだけでも「嫌な気持ちになるようなことをされたら、逃げたり『やめて』と言う」ということを教えたり、
大声は出す練習をしていないといざと言う時にも咄嗟には出せないそうなので、うちでは、アウトドアに遊びに行った時などに「おーい」と大声を出させるようにしていました。
我が家は女の子しかいないので、幼い男の子の性教育については疎かったのですが、座談会で会員さんから「男の子は『うっかり加害者』にならない教育も必要」と教えていただきました。
悪気はなくても、ふざけていて、うっかり「加害者」になって、幼稚園/保育園でのトラブルになってしまうこともあるそうで、そうならないように、「園でやってはいけないこと」を分かりやすく伝えるのだそうです。
そして、子供がだんだん成長して、思春期に入ってくると「望まない妊娠をしない(させない)」ということも同時に考えていかないといけなくなります。
これについても、我が家は、子供向けに書かれた本を使いました。
こちらは今は絶版になっていますが、私はこの本で、性教育というのは、性犯罪や望まない妊娠などネガティブなことだけでなく、「新たな生命の誕生」というポジティブな側面から性教育をしていくという流れがあることを知りました。(今は他にもいろんな本が出ているようですが、この本以外は実際に読んだことがないので、リンクは貼りません)
その後、アメリカに引っ越すと、近所で仲良く遊んでいる子のお姉ちゃんや、知り合いの娘さんなど、10代で妊娠、出産する子が身近にいたので、そういう話をすることもあり、また、日本に帰ると学校でも性教育を受け始め、子供達は、私が教えないうちに、何となく、妊娠のことを知るようになりました。
そして、生理が来て、いよいよ「妊娠」について話す必要が出てくるわけですが、こうした話題は、親子で話すにはちょっと気まずい面があり、特に何もせずに過ごしていました。
そんな頃、仕事で通訳をしたアメリカ人クライアント(女性)と夕食に行き、子供の話になりました。
「娘達は何歳なの?」と聞かれ、
「16歳と13歳」と答えると、彼女は、自分が10代で妊娠してしまい、母親に相談できずに中絶した経験を話してくれ、
「困った時には話ができる母親でいてあげて」
と言われました。
そして、その場で席を立ってコンビニに行き、「私からのプレゼントだと言って、娘達に渡して」
とコンドームを買ってきてくれました!
いつも母の出張帰りのお土産を楽しみにしている子供達にとって、この時のお土産は、思いっきり意表を突いたものとなりましたが(笑)、おかげで、少し改まって話をするきっかけとなり、彼女には感謝しています。
この頃は次女の反抗期がひどく、何をしでかすか、我が子ながら心配でしょうがなかった時期だったのですが、この時から、万が一、我が子が困った状況に陥った時には、助けを求めることができる親でいよう、と思うようになりました。
世の中では、今年は新型コロナの流行に伴い、こんな報道も目にしました。
現代は、インターネットやスマホなどの普及で、子供の手の届くところに情報が溢れ過ぎています。
かと言って、時代を憂うばかりでは子育てはできません。
性教育に限らず、子供自身が適切に判断、行動できるように育てることが大事なことで、そのためには、親がまず「今という時代」を学び、子供に伝えることを適切に判断、行動することが求められていると思います。
現役保健師さんによる「親から子へ伝える性の話」
お申し込みは、明日(12/31)〆切です。
たくさんのご参加をお待ちしております!
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。