第5回目となる「ちえみの部屋」を開催しました。(ゲストは、こちらの記事でご紹介した「ひよこさん」)
ひよこさんは、ご自身のTwitter(→ コチラ)でも詳しく書かれているように、中学生の娘さんが現在、ニュージーランドに留学中ですが、それまでは、ディズニーの英語システム(DWE)中心でおうち英語をしてこられました。
ひよこさんのご家庭は、
・夫婦ともに英語はできない
・恥ずかしがり屋の子供達は、イベントに連れていっても全然アウトプットがなかった
そうですが、そんな中どうやって続けてこれたのか?というと
・幼児期はインプットと割り切り、小さい音でずっとかけ流す
・「できることだけに絞った取り組み」を短時間だけど毎日行う
・生活習慣を整え、習慣化する
そして、心がけていたことは
・他の子と比べない、アウトプットを強制しない
とのことでした。
これは、お子さん達の性格から「アウトプットを強制すると嫌がられるから」で、その代わりという訳ではないのですが、モチベーション維持は「旅育(たびいく)」を兼ねた海外旅行など、英語を話す体験をさせる」ことを心がけてらっしゃったそうです。
現在では英語の苦労なく留学中のお子さんに関しても、小学校までのアウトプットの様子や、これまでの旅行やホームステイの体験などについても詳しく教えていただきました。
ひよこさんのお子さんは2人とも中学から寮生活をしていて、とても「自立しているお子さん」という印象なのですが、お話を聞かせていただくと、自然と「自立した子」に育ったわけではなく、やはりひよこさんがそう導いてこられたんだということが分かりました。
「生きやすい子」に育てるために心がけていたこととして、教えてくださったのが
・「親と子」は「個と個」という意識を持って接する
・3歳以降は世の中の仕組みも含めて言い聞かせる
・失敗の機会を奪わない(準備や練習した後に積極的に失敗させる)
・中学生までにいろんな世界、人、考え方に触れさせる
・お金は管理させ、使わせる
などで、
・家族旅行を(安上がりで楽な車ではなく)わざわざ公共交通機関を使って行く、とか、
・あえて気に入りそうな本を隠し持って行き、待ち時間が発生したら見せる
などの具体的なテクニックや、声がけの仕方などもご披露いただき、お手伝いやお小遣い、本好きにするためにしてきたことなど、おうち英語にとどまらない体験談に、参加者からの質問も多岐にわたったのですが、即座にお答えいただきました。
また、「親が子に尽くす」というのではなく「親と子は Win-Win になるように」というポリシーのもと、成り行き任せ(で後で慌てる)のではなく、長期的な視野を持って戦略的に「英語」「旅育」「家庭学習」「生活習慣」をデザインした上で、日々の子育てをしてこられたという印象でした。
とにかく、これまでの子育ての歴史を惜しみなくご披露いただき、参加された方からは「有料セミナー級の価値あるお話、ありがとうございました」という感想もいただきました。
ところで、個人的な感想ですが、ひよこさんのお話を聞きながら私の心に去来していた言葉は「子育ても準備が9割」
仕事では「通訳は準備が9割」とよく言われ、私もそれを痛感しているので、しっかり準備するように心がけているのですが、子育ても準備が9割だな(しみじみ)と、自分の子育てを振り返って反省する良い機会になりました。
ひよこさんとは、年齢も比較的近い娘二人という共通項があり、私が一番、興味津々で聞かせていただいたのですが、こちらは(引っ越しが多かったという毎度の言い訳ですが)わりとその時々の成り行き任せで、問題が起きてから慌てることも多かったのに対し、ひよこさんのご家庭では、最初からしっかりと「将来こんな子に成長するように」という方針を持って、その方針に従って(今風に言えば「ブレない子育て」で)育ててこられたからこそ、お子さんたちは自立しているのだとしみじみ思いました。
「おうち英語の会」では、過去の分も含めて「ちえみの部屋」の音声を全部聞けます!
良かったら、是非ご入会ください(笑)
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。