オンラインコミュニティ「おうち英語の会」のご紹介

半年でORT Level9が読めるように!子どものやる気を引き出す多読の取り組み

皆さんこんにちは!「おうち英語の会」会員、ブログ担当のスプです。

今回は2021年11月に開催された『ちえみの部屋』から、mimiさんのおうち英語体験談をお伝えしたいと思います。

 

ちえみの部屋とは:

毎月1回「おうち英語の会」で開催されている企画です。

毎回ZOOMでゲストをお迎えして、ちえみさんが根掘り葉掘りインタビューしていきます♪

今回のゲスト mimiさんは、2021年当時中1の娘さん、小4の息子さん、小1の娘さんの3人のお子さんのお母さまです。

幼いころにDWEを使っておうち英語を始め、お子さんが小学生になってからは洋書の読書が出来るように導かれています。

DWEはあまり頑張らずのんびり使っていたけれど、お子さんたちが小学生の時にやる気に上手く火をつけ、一気に読書が出来るようになった様子をお伝えします♪

 

おうち英語を始めたきっかけは?

mimiさんは、ご自身が高校生の頃に留学をされており、現在も英語を使って仕事をしておられます。

ご自身が英語ができた事で世界が広がったことから、お子さんたちにも英語を身につけさせ、将来へのいいきっかけを作ってあげたい!と思われたそうです。

 

ですが、初めは幼児期の英語に取り組むつもりはなかったようです。

当時のmimiさんは英語習得=勉強と認識されており、英語は中学生からの勉強で十分だと考えておられました。

 

しかし、mimiさん自身が英語で仕事をしていることから、ご家族や周囲のママ友さんからDWE(Disney World of English)やWWK(ワールドワイドキッズ)について頻繁に質問を受けたそうです。

質問に答えるために色々と調べてみたところ、勉強ではなく母国語方式の習得方法があることを知り、それならばうちの子にもやらせたい!

と、お子さんが4歳、2歳になる頃にDWEを始めることにしました。

 

母国語方式の英語習得はこちらの「赤ちゃんはどうやって言葉を覚えるか?」という記事でちえみさんが解説されています♪

 

のんびり英語と触れ合っていた幼児期~小学校低学年

思い切ってDWEを購入したものの、買ったことでなんだか安心してしまい、上手く使いこなせず、mimiさんによると「ダラダラと」使うことになっていったそうです。

どのくらいダラダラ使っていたのか?というと、

最初の1年はアドバイザーさんに取り組み方法を教えてもらうなど頑張ったそうですが、そのうちに休日にDVDは観るけれど、その他はたまにイベントに行く程度、CDのかけ流しもあまりせず、ステップバイステップも放置。

本の読み聞かせもあまりしていなかったそうで、頑張ったことと言えば、たまの長期休暇中にトークアロングカードを集中的に1か月間取り組んだことくらいだそうです。

 

mimiさんは、「今思うともったいなかったし、絵本やCDも上手く使っていれば、もっと子どもが幼い頃に、目に見えるアウトプットや成果がでていたのかな?と思う」と仰られています。

 

ですが、mimiさんはDWEを購入したことを全く後悔していないそうです!

その理由は、DWEがなければ英語を始めることはなかったから。

DWEは決して安い教材ではありませんが、子どもが3人だとすると、1人あたりは20-30万。

将来それで英語に困らないならば高くはないと思って購入し、最終的にDWEの卒業まで辿り着いたので、あの時DWEと出会えて本当に良かった!と思っているんだそうです。

 

スピーチコンテスト出場と「おうち英語」との出会い

そんな風にのんびりとDWEに取り組んでいたmimiさんですが、長女さんが年長の時に近所で英語のスピーチコンテストが開催されることを知り、出場することにされました。

スピーチコンテストでは、課題文を暗唱して数分間スピーチをしますが、当時の長女さんは文字が全く読めず、話している意味も理解していなかったとのこと。

とにかく何度も何度も、耳で聞いて歌のように覚えたそうです。

読めない文章を数分も暗唱できるなんて、すごいです!耳はバッチリ育ってたんですね!

そのコンテストには毎年出場し続けました。

そして、長女さんが小学校3年生の時に、コンテストでおうち英語仲間と出会います。

この出会いがターニングポイントになったそうです。

mimiさんはDWE以外の「おうち英語」について知ることとなり、ここからmimi家のおうち英語が変わっていきます。

 

今では読書が順調にすすんでいるので、幼い頃にもっとDWEをやり込んだのだと思っていましたけれど、結構のんびり使われていたんですね。

それでも成長するとすごく読めるようになる!皆さん、これはとてもいいお話ですね♡

 

多読の集中的な取り組み開始!半年でORT STAGE9まで読めるように!

おうち英語では多読とかけ流しがよいらしい、と知ったmimiさん。

早速、長女さんが小4、長男くんが小1になる直前のお正月に、多読を開始しました!

 

ここからはmimi家の多読の取り組みの様子と、読まれた本をご紹介します♪

 

取り組みのポイント:

  1. 毎日10分から15分必ず取り組む➡休みの日は朝1番、学校がある日は20時になったらと時間を決めた
  2. 自力で1冊読めた本(音読)にはクリアした証のシールを長女さんと長男くんそれぞれ張る➡先にシールを貼りたいという姉弟の競争心を上手くくすぐることに成功
  3. 1冊に2-3読めない単語があっても、概ね読めていればOKとしてどんどん新しい本に進む➡同レベルの本に同じ単語が何度も繰り返し出てくることが分かっているので、完璧に読めることよりも読み進めることを優先していた
  4. ごほうび作戦!読書ノートを作成しポイントをためてご褒美読む本全ての単語数を事前にチェックしておき、読了した本は読書ノートに本のタイトルと単語数を記載する。1単語を1ポイントとし、1万ポイントで「好きな映画をレンタル」。10万ポイントで「好きな映画を映画館で観れる」。(本、映画ともに英語に限る)

読んだ本:

Sight Word Readers 

High Frequency Readers 

Clifford Phonics Fun

SPEAK UP STORIES (七田式)

CTP絵本

ORT(Oxford Reading Tree)絵本

 

①、②レベルの本は、上のポイントで書いたように、細かいことは目をつむってとにかくどんどん読ませたそう。

CD音源付きの本を選ばれ、音源をかけ流したり、mimiさんが一緒に読んだりしたそうです。

 

多読開始3か月で⑤のCTP絵本、5か月で⑥ORTを読み始め、夏休みに入る頃にはORT Level9に到達したそうです。

すごいスピード感ですね!文字がほぼ読めないところから半年でORTのLevel9とは!

 

その後は、長女さん向け、長男くん向けに好みの本を

I Can Read!(HARPER社)

STEP INTO READING(Random House Books) 

シリーズでたくさん揃え、多読を進められました。

ちなみに、ORTまでは音読でしたが、I Can Read!途中からは黙読へ移行したそうです。

 

音読カード、やってみたけど上手くいかない…というご家庭も多いです。上手くいった秘訣はご褒美作戦ですか?

 

そうかと思います。ポイントを稼いで映画を観たい!という気持ちでちょっとした本も「ママ、音読を聞いて!ママ、ポイントを数えて!」と積極的に読んでいたので、子ども心を上手くくすぐっていたのかと思います。

 

夏休みに家族でアメリカ滞在 それを目標に英語力アップ!

上述していますが、mimiさんは学生時代にアメリカに留学されていました。

そこでmimiさんはお子さん達が子どもの間にアメリカに連れて行ってあげたいと考え、長女さんが小5、長男くんが小2の夏休みを利用し、アメリカに1か月半の滞在をすることにしたそうです。

お子さんたちはアメリカステイに大喜び!

mimiさんは「せっかく行くのだから、自分の気持ちを英語で伝えられるようにするのはどう?」と提案し、アメリカ旅行へ向けて、半年前からオンライン英会話レッスンを始めることになりました。

 

ちなみにこの頃のお子さんたちの英語力は、お試しで受けた英検はほとんど対策せずに3級が合格出来るレベルに達していたそうです。(ライティングは全く経験がなかったので、mimiさんがテスト前に多少教えたそうです。)

 

いざ、アメリカへ!

オンラインレッスンで英会話の練習をし、いざアメリカへ!

最初は現地の人の会話のスピードに、早い…聞き取れない…と、お子さんたちは驚いていたそうです。

1か月半のアメリカ滞在期間のうち、2週間はホテル宿泊で観光、1か月はmimiさんが学生時代に留学していた際のホストファミリーのお宅に滞在されました。

もともとホストファミリーをしているようなご家庭なので、流暢に英語を話すことが出来ない子どもに対する接し方に慣れておられ、ゆっくりと分かりやすいコミュニケーションをしてくださったそうです。

そのおかげもあり、お子さんたちは段々と英語が聞き取れるようになり、自分の思ったことを伝えられるようになっていったそうですよ。

 

このご家庭はとても本好きで、ライブラリールームがあるほどだったとのこと。

ステイ先のご家庭のお子さんたちと一緒に、ホストマザーにベッドの中で絵本を読んでもらう体験もされたようです。

とっても素敵ですね~!mimiさんのおうちの子どもになりたい!(笑)

 

アメリカの暮らしをたっぷりと満喫し、「本当はもっと言いたいことがあったから、もっと話せるようになったらいいな!」と、ポジティブな気持ちで帰国されました。

 

帰国後の取り組み

帰国後、高いモチベーションのまま英語に取り組めるかと思いきや、アメリカに行く!という目的が達成され燃え尽きてしまったのか、あんなに頑張っていたオンラインレッスンからも足が遠のいてしまったそうです。

 

それでも、英語力維持のため、読書は継続しておられるようです。

 

長女さんはアメリカにいた際、現地の書店でお土産として「チャーリーとチョコレート工場」の原書を購入していました。

当時mimiさんは「こんなに分厚い本、なかなか読みきれないんじゃないかな?」と思われたそうです。

ですが、帰国して数か月した冬休みにその本を読み始めたところ、最後まで読み切れたんだそうです!

少し難易度が高い本だったようですが、アメリカ滞在中の思い出が詰まっていて、その気持ちがなんとか読んでみよう!と思う原動力になったんですね。

その経験が長女さんにとっては自信となり、同じ作家さんの本も読んでみるなど、その後の読書が続くきっかけになったとのことでした。

 

末っ子さんはどのように成長している??

末っ子さんは、生まれた時から英語が身近にあり、3歳ごろからは姉、兄が毎日頑張って音読に取り組む環境で育っています。

姉兄と共にPeppa Pigの動画を観たり、絵本を読んでもらったりしていたそうです。

DWEに関しては、幼い頃DVDを繰り返し観ていた程度でしっかり取り組みはしなかったけれど、小学校入学前後にSTEP by STEPをやらせてみたところ、長女さん、長男さんの時より断然できたとのこと。

 

mimiさんが仰るには「ほったらかしにしていた」末っ子さんが、三人兄妹の中で一番自然と英語を習得しているそうです。

 

今後の末っ子さんに関しては、自然と読めるようになるだろうけれど、やはり読書がきちんと出来るところまでは導いてあげたい、と考えておられるそうです。

 

以上がmimiさんのお話でした。

 

いかがでしたか?

ちえみさんからもコメントがありましたが、DWEはあまり頑張らず、のんびりとした幼児期だったけれど、適切なタイミングで集中して取り組んだところ一気に読めるようになった

というmimiさんのお話は、多くの方の希望になるのではないでしょうか。

 

つい早く読んでほしくて色々やらせたくなってしまいますが、それが子どもにとって適切なタイミングでないと上手くいかず、「うちの子はまだ読めない…書けない…」と親が勝手に落ち込んだりしちゃいますよね

 

読み書きは小学生、中学生になってからいくらでも出来ます。むしろ勉強のような取り組みは年齢が上がってからの方が上手くいくことも多い。お子さんが小さいうちは、小さい頃にしか出来ない方法で、焦らずゆっくりと耳を育ててくださいね。

 

今回のmimiさんの話を聞いて、スプ家はまだ子どもが未就学児ですので、私もあまり一喜一憂せずにゆっくりおうち英語を続けようと、再認識しました。

 

また、現在は高校生、中学生、小学生に成長されたお子さんたち、ますます英語力に磨きがかかっているようですので、またぜひぜひお話を聞かせて頂きたいです♪

 

mimiさん、貴重なお話を本当にありがとうございました。

 

mimiさんのお話をもっと詳しく聞きたい!その後の様子も気になる!という方は、おうち英語の会にお問い合わせくださいね♡

最後までお読み頂きありがとうございました!

 


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