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DWEを使いこなすコツ(Miwakoさん体験談・その2)

今回は、前回からご紹介しているMiwakoさんのDWE体験談の続きです

今回は、じっくり研究して使った中で分かったDWE(ディズニー英語システム)のメリット、デメリット、そして使いこなすコツについて、Miwakoさんなりのご意見を書いていただきました。

DWEユーザー、そしてこれからDWEを検討中の方には、とっても役に立つ内容です!

(体験談 ↓ ここから)

子供達とDWE

DWEを正規で取り入れて、約2年半たち色々な事がわかってきたので、私見ではありますが書き連ねさせて下さい。

我が家は6歳4ヶ月の小一の娘と満3歳の息子がおり、DWEは、娘が満4歳で息子が1歳になる前から始めました。

それ以前は、洋書絵本の読み聞かせをする、ディズニーアニメを見せる、英語サークルに参加して沢山の Nursery rhymes に親しむなどしていましたが、娘が英語を理解できている実感が湧きませんでした。

そんな時、DWEを卒業して素晴らしい英語力を身につけた高校生のお母さんと知り合い、DWEを取り入れることにしました。

 

今実感としてあるのは、それ以前にやっていた娘への取り組みも悪くはなかったけれど、DWEは凄かったと言うことです。

何が凄いのか、具体的にあげてみます。

 

DWEのメリット

① 教材自体の良さ

歌を覚える事によって、ほぼ全ての文法事項を記憶に留めておく事ができます。

また歌には韻を踏まれた歌詞が多いので、読みに繋がる効果もあるようです。

映像で大体の意味が分かり、TAC(トークアロングカード)で単語を理解するようになれば、12冊あるメインブックのストーリーの聞き流しがより効率的にインプットされます。

TACを毎日リピートする事により、英語特有のリンキングやイントネーションを自然に身につける事ができます。

また、カードの文章のなぞり読みができるようになり、歌を覚えていれば、本を歌うように読む事ができるようになります。

 

12冊の本は、巻数が高くなるほど難しくなり、それぞれ色分けされています。

最初の3冊(ブルー)では、主語、前置詞と現在進行形の理解がメインとなります。
次の3冊(グリーン)は、未来形、比較と序数の理解です。
次の3冊(ライム)では、完了形、三単元のS、仮定法や倒置などやや難しい事の理解を促します。
そして最後の3冊(イエロー)で、過去形や複雑な助動詞を主に理解します。
全編を通して、関係代名詞や疑問形は出てきます。

上記の様な英語の仕組みを理解するためにステップバイステップ(SBS)と言うレッスンがあり、それを通して効率的に英語の構造を理解する事が可能です。

レッスンはインプットが十分できている上でする事が、望ましいようです。

② 子供が英語でコミュニケーションを取りたいと思わせる仕掛けの良さ

正会員である事で、毎週TE(テレフォンイングリッシュ)を受ける事ができます。

1回あたりの時間は短いですが、好きな歌を電話越しの先生が一緒に歌ってくれると言う経
験は、英語脳を刺激するようです。

年齢が上がると、ブックレッスンと言う、12冊の本に沿って課題をこなすようになります。

大量インプットされた内容からの予定調和的なやりとりですが、レベルの高い質疑応答をする事により子供が
『高度な事を話せた!』
と実感する事ができます。

また、月に3つの課題を提出するのですが、その課題をパスする事によりシールが送られてくる事も地味に嬉しいようです。

 

DWEの中での評価の仕組みとして『CAP制度』があるのですが、課題をパスし、TEのブックレッスンにパスする事で、本のテーマカラーであるブルー・グリーン・ライム・イエローの色のCAP(帽子)を取得する事が出来ます。

最後の仕上げとして、お話の暗唱を2課題とbook11又はbook12の朗読をする事で『卒業』となります。     

 


また、英語を楽しいものとして子供が認識できるようなイベントやキャンプがあり、特にキャンプは質の高い先生と存分に触れ合う機会が持て、素晴らしいです。

教室もあるので、行き詰まった時、友達が欲しい時や更に充実させたい時は、そのような所に通う事もできます。

 

DWEのメリットまとめ

DWEの仕組みは、上記のような①と②の特長があって効果あがるように設計されているように思います。

良く、卒業のレベルとして『英検準二級』あたりをあげられていますが、幼児英語を英検ではかるのは、ちょっと違うのではと、感じます。

私の手応えとしては、前回も書いたように

⭐️ Curious George の洋書を読み聞かせてすんなり理解でき、アニメも理解を伴って楽しむ事ができる

⭐️ 質疑応答にも単語レベルでは答えられる

⭐️ 発音は物凄く良い

あたりまでは、確実に掴めるのかなと、感じています。
もちろん、更に上のレベルまで到達する子も沢山いると思いますが。

 

DWEのデメリット

上記ではメリットを挙げましたが、デメリットも挙げようとおもいます。

① 高い。

一番のデメリットですね。。。

② 読みのアプローチが足りない。

勘の良い子はDWEの取り組みだけでも読めるようになるようです。

それは、TACの取り組みと、韻を踏んだ歌に親しんでいき、歌を覚えればDWEの本を読めるような仕組みになっているので、なぞり読みをしているうちに法則性に気づいて読めるようになるのかもしれません。

ですが、サイトワードとアルファベットのフォニックス読みの初歩くらいは導入してあげた方が、スムーズに読みが進むのでは、と感じています。

③DWEの世界観とそれ以外の英語の世界とのギャップに子供が戸惑う

DWEの教材はよく出来ているので、親が子供と一緒に教材に取り組んでいると、『どういう風に言えば、子供に伝わるのか』とか『どう言う事が理解できていないから、理解出来る様にフォローしてあげよう』とかに気づけます。

なので、子供が分かる様に話してあげ、子供がそれに返答していると、さも英語をペラペラ話しているように見えます。

また、DWE の先生もDWEの世界観のプロなので、上記のようなアプローチで子供に接してくれます。

ですが、別の英語話者に話しかけられても同じようにはいかないようです。。

ただ、これは幼児の発達を見ると、当たり前の事かもしれません。
3・4歳の子供が母親としかコミュニケーションが成り立たないのは普通にある話ですから。。

ですが、『DWEの外の英語の世界にどのように出て行けるのか』はDWEを卒業するまでの大きな課題だと思います。

それに関しては、年齢が低いうちは Nursery rhymes に基づいた歌や名作洋書絵本に親しむ事、年齢が高くなったらオンライン英会話や多読を促す事で補えるのではと感じています。

 

DWEとおうち英語

私はDWEユーザーなのでメリットを多く書きましたが、DWE以外を知らないので、『絶対に一番良くて、誰にでも勧めたい』とは思っていません。

DWEを取り入れる以前は『おうち英語』と言うジャンルを知らなかったので、バイリンガルと
いえば、『母親と父親で言語を徹底的に使い分ける』または『インターナショナルスクールなどに通う』と言う方法でしか育たないと思っていました。

ですが、今は日本語のみの家庭でも『おうち英語』によりバイリンガルの子供を育てられると思います。

なので、『おうち英語』という分野を知っていて、情報収集力があれば、ネットの発達により様々な英語の素材を利用する事が可能で、上述した『Curious George の洋書を読み聞かせてすんなり理解でき、アニメも理解を伴って楽しむ事ができる』『質疑応答にも単語レベルでは答えられる』『発音は物凄く良い』は、別の教材や手段を使っても到達できるとも思います。

ですが、子供と英語を使って楽しみたい、英語を楽しいものとして子供に認識してもらいたい、ある程度迷いなく進めたい、と言う方には良いシステムであると思います。

 

DWEを続けるコツ

最後に『DWEを続けるコツ』です。

  1. 音源のスイッチを入れる習慣
  2. 親は英語が苦手でも、歌は全曲覚えるようにする
  3. 文法の間違いを指摘しない
  4. 子供のタイミングを待つ
  5. 他の子と比べない

親が子供の勉強に関わる時、一番難しい事は ④ と ⑤ かなと思います。

私は待てなくて失敗することが多いです。。。

DWEにはスラーっと英語ができちゃいました、という子供が良く広告に取り上げられますが、そのような子供ばかりではないと思います。

ですが、①~⑤ ができれば卒業は出来ると思います。

そして卒業までたどりつければ、子供は受験勉強ではなかなか得がたい『英語脳』を手に入れる事ができるのではと思います。

 

(体験談終わり)


 私の主宰する「おうち英語の会」では、このDWEとパルキッズを使われている方が圧倒的に多いのですが、この2つの教材は、コンセプトも特徴も使い方も全然違います。

DWEについては、私自身が正規購入ではないのでお伝えし切れていなかった部分が多いのですが、そこをとても詳しく教えていただきました。

Miwakoさん、お忙しいところ本当にありがとうございました!

 

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