オンラインコミュニティ「おうち英語の会」のご紹介

大人のおうち英語(ライオンさんのUDA式30音・発音体験談)

先日の記事でご紹介した、ご自分がUDA式30音で発音トレーニングをされたライオンさんが、ご自分のおうち英語の体験談をお寄せくださいました。

ライオンさんは、新婚旅行で海外に行かれて、「子供には英語に困らないようになって欲しい」と思われ、上のお子さんが2歳の時に、週1回の英会話グループレッスンに入会されたそうです。

でも、2年以上が経過しても全く上達しないので、いっそ自分が英語力を付けて「おうち英語」やろう!と、ご自分の英語学習を始められたそうで、現在は、ちえみ一押しの(笑)「パルキッズ」を使い始めて1年ほど、とのことです。

以下、ライオンさんからいただいた体験談です。


(体験談ここから)

私が体験した事を、おうち英語をしている皆さんにも是非体験してもらいたいと思い書いてみます。
良かったら参考にしてください。(もともと私なんかより堪能な方が多いかと思いますが ^^; )

子供が生まれて英会話教室に入れるまでは、「自分はもう一生英語が出来るようにはならないけど、子供は簡単に習得できる。」と考えていました。

でも息子が2歳から4歳になっても、一切英語を発話することがなく、不思議に思い、いろいろ勉強するようになりました。

当時はパルキッズに出会う前でしたので、ディズニー教材かベネッセ教材か、親の語りかけか!?という3択だったので、お金をかけて失敗するより私が勉強するしかない!と考えるようになりました。

ネット上で知り合った方に教えて頂いたUDA式30音ですが、DVDが8千円くらいで、ずいぶん昔からあるようだったので信用できなくて、もっと最新で良いものがあるのでは?と、はじめは別の教材を探して使用しました。

Amazonで一番人気のCDとDVD付の本を購入しましたが、とにかくボリュームがありDVDを育児の合間に見るのが面倒になってしまって辞めました。

次にまたUDA式ではない別の高評価アプリを800円ほどで購入しました。口の中を3Dで表現しているのもので解りやすいかと思いましたが、微妙で分かりづらくて使いこなせず。

結局、UDA式30音のアプリ(当時1,200円)を試してみることにしました。

このアプリは、最初に買った本と違って、重要な30音だけだったので、ボリュームが少なくてやりやすいと感じました。

でも最初は母音の違いが全く理解できず「え??こんなのわかるわけない!」と思っていましたが、アプリをそのままやってみるだけではなく、英検5級の様な短い例文を音声のマネをしてリピートを繰り返し、どうしても理解できない単語やつなぎ目は、発音記号調べて書き出して、アプリを見て練習して、携帯のsiri(アメリカ言語に設定)に聞いてもらって、出来るようになったら次の例文を・・・という作業を地味にすすめました。

よく鏡を見ながら口元の練習していました。

トイレに例文を貼り付けて、小さな声で何度も練習もしました。^^;

当時まだ子供たちを英会話教室に通わせていたので、2歳の娘は親子で参加のクラスだったので、「バイリンガルですよね? 帰国子女ですか?」と数人のママに言われた事があります。(いまでも当然バイリンガルではありませんが。。)

だいたい2ヶ月くらい繰り返しているうちに、耳がずいぶんよくなった!と思うようになりました。

でもそのくらいの時に見た動画がまだシャッターが降りたような砂嵐のような感覚でしたが、さらに4ヶ月後(始めてから半年後)に同じ動画を見た時には、内容はつかめなくても、こう言っている!と音が拾えるようになりました。

きっとこう言っているかな?と音をコピーして、siriに聞いてもらい、その単語の意味を調べる事ができるようになりました。

UDA式が良かった点についてですが、たぶん他の本やアプリに無かったかと思うのですが、開く音と狭い音と、途中から音が変化するというカテゴリで分かれていたのが良かったかな〜と思いました。

子音はすぐに理解できたのですが、母音がなかなか習得できず何度も練習したんですが、長さや変化する音ということに着目して、ようやく理解・習得することができた気がします。
(なんだか回し者のようですが、一応書いておきます。)

それから進め方ですが、最初は単語の練習だけではなく、例文の発音記号を書き出した事で、単語と単語のつなぎ目が子音と母音のセットになって音が変化しているのを注意して練習しました。

Eテレの「エイエイゴー」という番組で(現在も再放送中)、初心者向けに読み方や発音の指導があったので頭で理解しながら、アプリで発音練習できたのが良かったと思います。

最初の2か月から6ヶ月後に耳の聞こえが劇的に変化したのは、そこが一番の要因だったような気がします。

その後は、Eテレの「おとなの基礎英語」の500円テキストを買って、視聴した後音読をしたりしていましたが、始めてから約1年後くらいには、ネイティブの言っているスピード(今思えば、かなり遅めですが、プリスクーラーくらいでしょうか)で音読できるようになっていて嬉しくなりました。

ちえみさんのブログに書かれているように、まだ私は発音が出来るようになっただけで、まだまだ英語を習得できているわけではないと思います。

でも、息子より文字を読めるし、きちんと聞こえるので、子供たちより少し努力すれば負けない英語力がつくのだと信じています。

今は少しずつですが、速音読で語彙を伸ばしているところです。

パルキッズのものは一般に売っているものより朗読のスピードが速いので同じスピードで読めるようになると楽しいです。

以前は、英語が聞こえるようになれば、日本語と同じように頭に意味が入ってくるのかと想像していましたが、全く違いました。

聞こえていても内容がわかるようになるまで時間がかかります。

なので、つい焦って子供にもいろいろ詰め込んでしまいそうになりますが、まだ子供は先が長いので気をつけるようにしたいと思います。

子供と一緒に英語のアニメが楽しめるようになって、とても嬉しいと思います。(セリフを真似してみたりなど)

最初に時間はかかりますが、もし興味がある人は実践してみて欲しいです。

それから、ちえみさんがブログで子供に発音指導は必要ないと書かれていて、逆に我が家は息子の発音指導もしてしまったのですが、その後、英会話教室のスピーチコンテストで、幼稚園部門で優勝しました。(すごくゆっくりで一分間くらいの文の暗唱です)

評価してくれたのはカナダ人の方で、発音に関して「Year」の「Y」以外は完璧!と99.5点をもらいました。

私の発音指導が良かったと言うより、ちょうどその時から教材を探してかけ流しを増やしていたのも良かったと思います。

ちえみさんのように、きちんと英語が出来る方も発音指導していないんだ!?と、初心者なのに教えてしまった。。とブログを読んだ時は少し凹みましたが、伝わる英語ができれば良いかな〜と思っています。

(体験談おわり)

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「大人の英語マスターは、まずは発音から」にも書いた通り、英語を英語のまま理解するための「英語回路」を作るには、「単語は知ってるけど英語が聞き取れなくて分からない」状態から始めるよりも、まずライオンさんのように「英語は聞き取れるけど、単語を知らないから意味が分からない」状態からやる方が、効率的に上達できます。

なので、最初に発音をやるのがおススメです。

ちなみに、少し補足すると、子供の発音指導は、自然にできるようになるので「やらなくていい」というだけで、「やってもいけない」ということではないです。

ただ、どのみち(日本語のバリアがない)子供の方が耳が良いので、親の発音も「今の発音おかしいよ」と容赦なく突っ込んでくれるようになります(笑)

なので、発音を直すよりむしろ、「〇〇ちゃんの方が耳が良いから、お母さんの発音がおかしかったら直してね」とでも言っておいた方が、子供も得意になるし、意識してお手本(CDなど)の発音を聴こうとするかもしれません。

おうち英語には、「やらなくてもいい(けど、やってもいい)」こと(発音指導とか)の他に、「気をつけたい(やらない方がいい)」こと(文法指導とか、日本語訳を与えないとか)もいくつかありますが、常にそういう状態で英語を「教えて」いなければ、たまにそれをやったからと言って、子供はある意味すぐ忘れますから、きちんとした素材でのかけ流しさえできていれば、そんなに気にしなくてもいいと思います。

ということで、子供と一緒に自分の発音も良くしたいお母さん(お父さん)は、参考になさってください。

ライオンさん、お忙しい中、どうもありがとうございました。

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