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小学生の英語:自宅学習おすすめ教材(パルキッズジュニア)

今日の記事は、パルキッズに興味のある小学生の保護者の方に向けて書きます

小学生のパルキッズ、どの教材から始めたら?

ここ最近、急に

「小学生の息子(娘)にパルキッズを検討していますが、どの教材から始めたらよいですか?」

というお問い合わせをいただくことが増えてきました。

パルキッズのメイン教材は

プリスクーラー
キンダー
ジュニア

と3種類あり、幼児だったら「プリスクーラーから始めればいいのね」と簡単ですが、プリスクーラーの対象年齢が8歳までになっているので、小学生で、特にそれまで少しは英語をやってきたお子さんの場合、どれから始めたら良いのか迷いますよね。

私も「英語を『外国語』にしない小学生からのバイリンガル教育」(パルキッズジュニア)」という記事で、小学生に「パルキッズジュニア」をオススメしているので、混乱させてしまっているのではないか、と思うようになりました。

そこで、ここで一度整理しておきたいと思います。

(なお、ここで書くことは個人的な私見であり、パルキッズの公式の指導ではありませんので、気になる方は公式Webサイトでご相談くださいね)

お子さんに合った教材を選ぶには、当然ですが、それまでにお子さんがどれだけ英語に触れてきて、どのぐらい英語が分かっているかによっても変わってきます。

まず、これまでおうち英語をしてこなかった小学生の場合ですが、ここには「週1回英会話レッスンに通っていて、基本的な挨拶や受け答えはできるし、簡単な単語も分かる。読める単語もある」けれど、「家では特に英語をかけたりはしていなかったし、子供向けの英語番組を見て楽しむことまではできない」お子さんも含まれます。

おうち英語初心者の小学生:8歳以下ならプリスクーラー

こうした「おうち英語初心者」の小学生の場合、公式Webサイトに書かれている通り

・8歳以下なら「プリスクーラー」から
・9歳以上なら「ジュニア」から

がオススメです。

この違いは、俗に「9歳の壁」と言われるような子供の発達段階の変化によるもので、「おうち英語とかけ流しの本当の意味」でも触れているように、外国語の習得には、心身の発達とともに効果的なやり方が変わってくるので、年齢に合わせたやり方を採用している教材を選んだ方が良いということです。

ですが、「もうすぐ9歳」とか「9歳になりたて」の場合、迷うこともありますよね。

その場合、お子さんの性格(性質)や兄弟姉妹の有無、あるいは「中学受験を考えているので、英語を早く進めたい」などの状況によって、若干教材選びをアレンジすることがあります。

ですが、基本は「8歳まではプリスクーラーからジュニアに、9歳以上はジュニアから」で考えればいいと思います。

プリスクーラーとはどんな教材かと言うと、「かけ流しをすることで自然に(無意識に)英語回路を作る」ための教材です。

このブログではたびたびお伝えしているように、人間は、基本的に誰でも、言葉を覚える本能を持っており、子供のうちなら適切な英語の音環境を与えるだけで、脳が勝手に英語を習得していきます。

この教材は、かけ流しで英語回路を育てるのがメインの目的で、さらに意味づけやアウトプットを促すために、オンラインレッスンがついています。(オンラインレッスンの様子は「パルキッズ・プリスクーラーのオンラインレッスンの実例(赤ちゃん〜小学生)」で、動画を紹介しています)

ですが、メインの目的は「かけ流し」ですので、子供がオンラインレッスンをやっているからといって満足せず、おうちの方がしっかりかけ流しを行うことが一番大事です。

また逆に、万が一お子さんがオンラインレッスンを嫌がったとしても、かけ流しさえしっかりできていれば、オンラインレッスンは少々不真面目にやっていても、あまり目くじらを立てることはありません。(これについては、「パルキッズのオンラインレッスンについて」「(その2)」に詳しく書いています)

キンダーからではいけないのか?

では、もう一つのメイン教材「キンダー」ですが、最近は英語に熱心な幼稚園に通っていたり、入学前はプリスクールに通っていたというお子さんもいらっしゃって、
「プリスクーラーでは子供っぽい気がするので、キンダーから始めた方がいいですか?」
というお問い合わせも時々いただきます。

プリスクーラーとキンダーは、同じかけ流し教材で、コンセプトとしては、家庭内に英語の音環境を作り出すことで、英語をそのまま理解する英語回路を作る教材です。

ではこの2つの違いは何かというと、使われている語彙で、プリスクーラーでは「生活語彙」、キンダーでは「学習語彙」が出てきます。

ですから、プリスクーラーを飛ばしてキンダーから始めるのは、日常生活を英語で送れる程度の英語力のあるお子さんで、例えば現地のプリスクールに通って帰国した就学前のお子さんなどです。

お子さんが、普段の日常会話を英語でできる(あるいは、英語圏の子供向けのストーリーを普通に楽しんでいる)レベルでしたら、キンダーを検討してもいいでしょうが、生活語彙に抜けがあると思う場合は、やはりプリスクーラーからのスタートをオススメしています。

と言うのは、「語彙・生活言語と学習言語」にも書きましたが、日常会話に必要な生活語彙というのは、年齢が上がれば上がるほど、触れる機会が少なくなっていきます。

プリスクーラーは主人公は3歳児ですが、家の中の親子の会話は、3歳児でも小学生でも共通する部分が多いので、プリスクーラーでの親子の会話を聞かせる意味は大きいと私は思っています。

逆に、キンダーに出てくる学習語彙は、ジュニアと重複するものも多いので、8歳以下で英語を始める小学生は「プリスクーラー → ジュニア」をオススメしています。

また、プリスクーラーで英語を始める場合には、「I Can Read!」 での読解力の育成も並行して取り組むと、ジュニアに進んだ時に、音読(暗唱)がスムーズに進みますし、将来、学校で英語の授業が始まった時に長文を読むのに苦労しなくなります。

プリスクーラー(&キンダー)とジュニアの違い

では、プリスクーラー(&キンダー)とジュニアはどう違うのでしょうか?

ジュニアは他の2つと、ただ単に内容が「幼児向け」か「小学生向け」かということではなく、コンセプトが全く違います。

プリスクーラー(&キンダー)は、上述のように「かけ流しにより自然に(無意識に)英語回路を作る」ための教材です。

一方、ジュニアは、かけ流しだけで自然に英語回路を作るには厳しくなってきた年齢の子供が「勉強として(自我で)取り組むことで、(無意識の領域に)英語回路を作る」教材です。

自学できるという小学生の利点を生かし、かけ流しは行わず、オンラインレッスンとドリルで、音読(暗唱)によりインプットとアウトプットを同時に行い、英語回路を育てながら読み書きを習得していきます。(オンラインレッスンの様子は「おうち英語の実例(小学生の読みの練習)」で、動画を紹介しています)

かけ流しは行いませんので、なかなか家にいなくなる小学校高学年のお子さんでも、1日20分程度の時間が取れれば、おうちの方が隣についていなくても、一人で進めることができます。

むしろ、私はジュニアをご検討中の方には、いつも

パルキッズジュニアはお子さんが自分で取り組む教材ですので、おうちの方がサポートすることは「毎日の習慣にする」ことだけです。
お子さんの性格や親子関係にもよりますが、一般論で言いますと、おうちの方はなるべく口を出さないのがコツです。
お子さんにも「ママは手伝わないけど、あなたがやるんだったら、受けさせてあげてもいいよ」とはっきり言った上で始めた方がいいと思います。
体験レッスンを受けてみて、自分でできそうか、お子さんと相談されてみください。

とお伝えしています。

このように、かけ流しでは難しくなってくる年齢(9歳)に差しかかっていたら、ジュニアから始めるのが良いのですが、その場合でも、ジュニア以外の音源を(英語のアニメでも何でも)適当に見繕ってかけ流しをすると、さらに効果があります。

というのは、言語は本来、かけ流し(など)で音環境を整備して、子供の脳が無意識で習得するのが一番理想的なので、ジュニアはジュニアで取り組むとしても、まだまだかけ流しをすると、無意識下で英語の習得が進むので、ジュニア自体もスムーズに取り組めます。

ですので、下に弟妹がいる場合には、プリスクーラーも一緒に始めて、そのかけ流しが上の子の耳にも入ると、理想的な英語環境になります。

ただ、ジュニアは、我々大人が英語を勉強してきたのとは全く違うやり方で子供に英語を「習得させる」教材で、学校の授業のように「習熟度」を測ったり、文法を理屈で「理解」したり、単語を「暗記」したりはしません。

ですので、うまく使いこなすには、ちょっとコツが必要で、発想を変えないと、うまくいかない場合もあります。

これについては、「英語を『外国語』にしない小学生からのバイリンガル教育」」や「小学生のバイリンガル教育(パルキッズジュニア体験談)」に詳しく書いていますので、こちらも参考にしてください。

ジュニアを早く始めたい

対象年齢9歳以上のジュニアですが、おうち英語をずーっとやってきたご家庭のお子さんなら、9歳未満でジュニアに取り組める場合もあります。

うちの長女も(確か)小1からジュニア(当時は、トーキングトレーナーとジュニアパル)をやりましたが、おうち英語でしっかりと英語回路ができていて、一人で宿題をやれるぐらい学習習慣のついているお子さんなら、小1~2でジュニアを始めても大丈夫です。

この場合、英語回路自体はもうできているので、毎日、英語を声に出したり書く取り組みを習慣として進められる、というのが大きいです。

2年間毎日、まとまったボリュームの英語を声に出して読むわけですから、読む力も会話力も上がります。

ジュニアまでしっかり終わっておけば、小学校で英語が必修科目になって成績がつくようになっても、中学校に上がっても、英語で苦労することはないはずです。

以上、小学生のパルキッズの選び方、参考にしてください

おまけ:ちえみとパルキッズ

このブログではオススメの教材ということで「パルキッズ」の一連の教材をご紹介しています。

一応明記しておきますと、私はパルキッズのエージェント登録をしていますので、こちらのブログからの紹介で教材を購入された場合には、私も紹介料をいただいています。

ですが、パルキッズをオススメしているのは、紹介料欲しさにやっている訳ではなく、日頃から仕事を通じて「日本人の英語力をもっと高めないと」という危機感を抱いており、日本人の英語力アップのために一軒でも多くのご家庭でかけ流しをした方が良いと思っていて、そのための素材として、私の知る限りではパルキッズが「一番手間がかからず高い成果が上がる」と思っているからです。

以前「子供をバイリンガルにするには」にも書きましたように、別にパルキッズでなくても、何なら教材なんか使わなくても、子供にバイリンガル教育をすることは可能です。

そうした教材を使わずにお子さんをバイリンガルに育ててらっしゃる方も「おうち英語の会」の会員さんにはいらっしゃいます。(「教材使わずバイリンガルに?(ジャスミンさん体験談)

また、パルキッズ以外の教材をお使いの会員さんも沢山いらっしゃいます。

ですが、情報を集め、子供に合った素材を集め、やり方を試行錯誤しながら、となるとなかなか大変なので、「ハードルが高い」と感じる方も多いと思います。

おうち英語にオススメの教材(パルキッズ)」に詳しく書きましたが、我が家でもプリスクーラー、キンダー、ジュニアと使った経験から、パルキッズは料金も比較的手軽で、高い成果が期待できる教材だと確信を持っています。

また、使い方もかけ流し(プリスクーラー&キンダー)と1日1回のオンラインレッスン(全教材共通)とシンプルなので、共働きでお忙しいご家庭でも、おうちの方が英語が苦手でも、使いこなすことができます。

小学生のお子さんに、雰囲気だけで「英語に親しむ」のではなく、「しっかりと将来につながる英語教育を」とお考えのご家庭には「パルキッズ」はオススメです。

なお、「パルキッズ」のシリーズは、このブログを通して購入されると、紹介特典と共に、私の主宰する「おうち英語の会」でもサポートさせていただきます。

紹介購入をご希望の方は、こちら(↓)よりお問い合わせください。


「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。


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