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(マリーさん体験談、前回はこチラ)
一方で「子供が自然と英語を理解し習得する」実感を得るには、それなりの時間が必要でした。
こんな簡素な取り組みで大丈夫なのだろうか?と思ったものです。
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DWEは母国語方式の教材で簡単に言うと、赤ちゃんが自然と言葉を習得するように作られているそうです。
ずっとこの母国語方式に触れていて、赤ちゃん、幼児、小学生、中学生、高校生、もう少しで大学生。
子供たちが育つ過程をたまに思い出し、母国語方式の本当の意味を考えるようになりました。
DWEはさらりと母国語方式と言うけれど、奥深い母国語方式の本質を語っていないのが残念です。
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音を聞いたら自分で頭の中に映像が流せるぐらいのインプット量で、英語を英語のまま理解できることと同時に、シャドーイングも出来るようになるのが母国語方式効果の一つ。
実はシャドーイングを長い間意識していなかったのですが、子供がやったレッスンを私も同じようにやってみて気が付きました。
同じように過ごしていたにも関わらず、(私は子供より聞いています)、子供たちが当たり前に出来ることが私には出来ません。
日頃、洋画や英語番組を見ていて、日本語の訳と明らかに違うと思った時、子供たちに「今英語で何て言ったの?」と聞いてきました。
前振りなしの突然オーダーのはずなのに、子供たちは、即座に答えてくれます。これも風変わりなシャドーイングの一つです。
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シャドーイングには、「最低限の文法と語彙」「正確な発音」「抑揚」「イントネーション」「まとまった英文を一時的に覚える力」「リスニング力」が必要と言われます。
日本語なら私も難なくシャドーイング出来ますが、残念ながら英語だとこうはいきません。
DWEは母国語方式で練り上げられた教材なので、使い方さえ間違えなければ母国語方式フル活用となり、母語と同じ感覚でいつの間にかシャドーイングが出来るようになり、母語と同じ感覚で意識せずとも必要に応じて英語を使い分けられる。
その結果、「子供が自然と英語を理解し習得する」のです。
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DWEのみの外注なしで英語が使えるようになったこと、子供の能力によるものだと誤解されることがありますが、日本人が日本で暮らし日本語を使えるようになるのに能力を求めますか?
私はこの発見をするまで15年の時間がかかりました。
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最後に、おうち英語で子供の発達に影響が出る系の話を耳にしますが、我が家に関してそのようなことはありませんでした。
そもそも自宅に寝に帰るだけで、保育園で過ごす時間が長く日本語にどっぷり浸かっていましたし。子供たちは、外で英語を使う必要がなかったのでしょう。
使われている英語を目の当たりにし、実際に外で意思の疎通のために英語を使うようになったのは、小学校ALTの先生が初めてだと思います。
日本で暮らし、日本の学校で学ぶのであれば、発達に影響を及ぼすことはないと思います。
英語英語に捉われず、母語の日本語を大切にした方がいい。
意識的にそうしていたのもあるのですが、日本のものは日本語で、英語のものは英語で・・・と分けていたので、同じ言葉のくくりであっても、特に混乱や友達とのトラブルもなく、必要に応じて自然と使い分けていたように感じます。
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娘は日本で培ったDWEでのおうち英語力が、他国(英語圏)の学校生活に通用する事を証明しました。
コミュニケーションもばっちり取れるので、ホームステイ生活も良好でした。
国が違うだけで、「良くも悪くも変わらない生活」を過ごすことが出来ました。
現地校のESOL(第二言語が英語以外の外国人向け英語授業)も早々に外れ、Englishのクラスになりました。
DWEは凄し!!です。
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息子はディスレクシアを持ちながら、(読み書き困難の学習障害で失読症と言います)DWEの母国語方式で自然な発達の流れの英語を身につけたことが、読み書きから入る学校の英語授業で大いに役立っています。
「学習障害を持つ生徒は外国語では特に苦労する傾向が強いのに、息子さんにその傾向が見えないのはどうしてでしょうか?」
と英語科教諭の担任に質問されました。
国語嫌いの日本人が日本語も苦手というわけでないのと同じ感覚、と言えるかな。
母国語方式もまた凄し!!です。
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日本語も時間をかけて言葉が使えるようになっていくのに、何故か英語は完璧に使えるよう早くから求めがちです。
気持ちは解らなくはないのですが、お子さんの力を信じて、焦らず、他所と比べず、ご家族のペースでおうち英語を長く時間をかけて楽しんで欲しいと思います。
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DWEでどんな使い方をしたか、また、ディスレクシアのおうち英語について、ご興味をお持ちの方は、「★原人キッズの武道&DWE英語子育て★」まで足を運んで頂けると嬉しいです。
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最後までお読み頂き、どうもありがとうございました!
マリー
(マリーさん体験談、終わり)
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体験談の中でも触れられていますが、マリーさんの息子さんには、「識字障害(ディスレクシア、失読症とも言う)」という学習障害がおありです。
でも、文字を読むのが苦手でも、言語は「音」ですから、母国語方式でいけば、しっかり英語を習得できます。
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我が家もそうでしたが、日本で英語育児をしていると、「本当に英語が身についているのか?」が見えずに、不安になる時があります。
だけど、人間が言葉を習得するのは、本能によるものですから、その本能が働く環境さえ整えれば、子供はしっかり英語を身につけていきます。
子供の素晴らしい「言語習得能力」を信じて、おうち英語を続けるパワーを、マリーさんの体験談から受け取っていただければ、と思います。
マリーさん、お忙しいところ、どうもありがとうございました!
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今日は後編です。