完全に私の独断と偏見による「バイリンガルの育て方」シリーズ。 (前回は、コチラ(その6)/第1回から読みたい方は、コチラ(その1))
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今回は、悩み多き「小学生へのインプット」についてです。
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このブログでは、これまでに何度か、小学生のおうち英語のについて書いてきました。
・「おうち英語『小学校の壁』を考える(前編)」 ・「おうち英語『小学校の壁』を考える(後編)」
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小学校の6年間というのは、その間に幼児が子供になり、思春期の入り口に差し掛かっていく、変化の激しい時期です。 親の庇護下から一人の人間として巣立っていこうとし始める時期であり、特に9歳前後を境として、大人になるための「自我」もぐんぐん育って来ます。
(このブログは「バイリンガルを育てるためのおうち英語」のブログですから、子供の発達全体については言及しませんが、興味のある方は「シュタイナー 9歳」などで検索してみると、ネットでもいろいろな情報が得られます)
このような時期である小学生時代は、「無意識で習得」を目指す言語の習得においては、扱いが一番難しいというか、親の悩みが一番多い時のような気がします。
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また、最近は家庭によって、幼児期からの英語への取り組み方が多様なため、全員が等しく習得してきている母国語(日本語)の例えば漢字のように、学年によって「1年生はこれ、2年生はこれをやりましょう」という目安がありません。
さらに、全員が等しくある一定のレベルまで習得する必要のある母国語(日本語)と違って、どこまで到達したい(させたい)のか、というゴールも、家庭によってまちまちです。
畢竟、その家庭、その子供によって、やり方を変えていかざるをえません。
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つまり、
小学生は成長段階に幅があり、もう幼児ではないが、まだ大人でもない。
中学生なら割り切って大人と同じ「自我」に頼った取り組みができるが、小学生にそれは合わない(し、もったいない)。
かと言って、幼児のように「かけ流しで自然に」というわけにもいかない。
しかも、家庭によって個人差が大きい。
だから、その子に合った取り組みをするしかない。
ということになります。
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就学前まではインプットのやり方は誰でも同じでした。
大人になったら、インプットはアウトプットで、やっぱりやり方は同じです。
でも、小学生のインプットは、その子に合わせて、オーダーメイドのアレンジが必要です。
では、どのようにアレンジをしていけば良いのでしょうか?
次回はそれをもう少し詳しく見ていきたいと思います。
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