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幼少期からのおうち英語で世界へ飛び出す大学生に!(みあさん体験談)

皆さんこんにちは!「おうち英語の会」会員、ブログ担当のスプです。

今回は2021年6月に開催された『ちえみの部屋』から、「みあさん」のおうち英語体験談をお伝えしたいと思います。

ちえみの部屋とは:毎月1回「おうち英語の会」で開催されている企画です。

毎回ZOOMでゲストをお迎えして、ちえみさんが根掘り葉掘りインタビューしていきます♪

 

ゲストのみあさんは、大学生の娘さんのお母さまです。

娘さんが産まれる前から胎教でおうち英語を始められ、娘さんは高校生の頃に海外へ数年間留学、その後帰国して日本の名門大学へ進学されています。

ちえみさんと同じ世代の娘さんをお持ちの、みあさん。

今ほど英語育児に関する情報がなかった頃からぶれずにおうち英語を続け、お子さんをバイリンガルへと導いてこられたお話を伺いました。

それでは早速、みあさんのお話の内容をご紹介していきます。

おうち英語を始めたきっかけ

おうち英語を始めたきっかけは、みあさんの教育理念にありました。

みあさんは

「世界へ飛び出して、視野が広く、差別や偏見を持たない子どもに育ってほしい。そのためにも、健康で心身ともにたくましく、自立した子に育ってほしい。」

といった考えで子育てをしてこられたそうです。

英語を学ばせることは、本気で世界へ羽ばたいて行ってほしいという教育理念から、必然だったそうです。

また、英語とは別ですが、子どもの頃はとにかく自然の中で外遊びをさせて、いろんな体験をさせたい!と考えておられたそうで、ちえみさんと同じですね!

みあさんは複数の面でちえみさんと似た教育理念をお持ちだったんですね。

良い先生と出会えた幼少期

みあさんと娘さんのおうち英語は、DWEなどのセット教材は使われていません。

その理由はいくつかあったようですが「選ぶ楽しみを残しておきたかった」こともあるそうで、みあさんはイギリスのAmazonからネイティブの子が見るような絵本やアニメをよく購入していたそうです。

また、アルクのエンジェルコースは、胎教時代からかけ流しをされていて、出産後は動画視聴にもよく使用されたとのこと。

幼少期の主な取り組みは

①音源のかけ流し

②動画視聴

③絵本の読み聞かせ

そして、④自宅でネイティブの講師をお迎えしてのホームスクール 

でした。今回は特に④のホームスクールに関して詳しくお話をして頂きました。

 

みあさんは、「一方通行ではない、ネイティブの子どもが触れるような自然な英語に触れさせたい」と考えておられました。

最初は英語スクールを考えており、娘さんが1歳になった頃から、子供向け英語スクールをいくつも見学・体験したそうです。

ですがなかなか良いスクールと出会えなかったところ、紆余曲折あり、とても良いネイティブ講師の方と出会われました。

遊びの中でたくさんのインプットをしてくれる方だったそうで、当時人見知りがちだった娘さんとも相性の良い先生にめぐり会えたことで、スクールに通うのではなく、自宅でホームスレッスンを受けることにしたそうです。

このホームスクールは1歳半から数年継続されたとのことでした。

また、娘さんは2年保育の幼稚園に通われたため、幼稚園の年少に該当する1年間は1日4時間のオールイングリッシュプリスクールに通われました。

このスクールは「英語でなくても通わせたい」と思えるようなスクールだったことが決めてだそうです。

おうち英語の会でもプリスクールに関する質問が時折あります。ちえみさんは「プリスクールは幼い子どもが通う場所なので、英語環境だけではなく、保育内容そのものがしっかりしているかをよく確認した方が良い」と仰っていました。

この1年間は毎日英語漬けだったので、1人遊びの時や寝言で英語が出たり、先生の真似をするなどアウトプットがどんどん出てきたとのこと!

ですが、年中の学年になり幼稚園に通い始めてからは日本語が優位になっていき家では英語のアウトプットはほとんどなくなり、スクールに居る間だけ英語のアウトプットがあるような状態へと変わったそうです。(英語スクールは幼稚園に入ってからもアフタースクールクラスで続けていたそうです。)

 

おうち英語とスクールで英語力を磨いた小学生時代

娘さんが小学生になってからも、4年生頃まで放課後は英語スクールには通われていたそうです。

しかし、その頃に色々とスクール側に環境の変化かあり、辞めることに。

英語スクールは辞めるけれど、英語は続けたいと娘さんが希望されたので、個人でホームレッスンを再開されました。

幼児期のホームスクールは「英語で遊ぶ」ためのものでしたが、小学生になってからのホームスクールは「ネイティブの子どもが自国語を学ぶように、英語を英語で勉強として学ぶ」内容だったそうで、文法を英語で教えてもらっていたそうです。

レッスンは月に3回で、一見すると少ないように感じますが、みあさんによると日々の「おうち英語」は継続していたので、この回数で十分だったそうです。

(かけ流し、みあさんによる読み聞かせ、娘さん自身の音読、ゲームを使った取り組みなどは9歳ごろまで継続していたそうです。)

 

ところで、ホームスクールは講師選びが難しいそうですね。

幼少期から何度か講師を変えているみあさんに、条件が合う良い先生を探すことはとても難しかったのでは?とちえみさんが質問されました。

するとみあさんは、探しているといつも不思議とご縁が繋がり、講師探しで苦労をしたことはなかった、と。

これを受けてちえみさんより

「planned happenstance(計画的偶発性)」という表現があります。

幸運な出会いがいくつもあったからこそ、上手く英語が続いたのかなと思いますけれど、みあさん自身が娘さんを思って良い環境を探し続けた行動が、その出会いを引き寄せたのでしょうね。

とありました。

とても素敵な考え方ですね(⁠^⁠^⁠)

 

英語嫌いになりそうだった中学時代

いくつかトラブルはありつつも、英語そのものに対してはいつもポジティブに向き合っていたみあさん親子のおうち英語ですが、中学生の頃に危機を迎えます。

 

みあさんの娘さんが進学した中学の英語の先生は、いわゆる古いタイプの指導をする先生でした。

とても複雑な気持ちで英語の授業を受けていた娘さん。

とうとう、学校で英語を流暢に話して、それを先生やクラスメートに聞かれるのがいやだという気持ちから、発音が悪くなってしまうなど悪い方向に影響が出始めました。

みあさんは、娘さんが英語そのものを嫌いになってしまうのでは?と、かなり心配したそうです。

そこで、娘さんに数週間程度の短期留学を勧められました。

そして最初の留学で娘さん自身が「英語を使える喜び」を経験され、帰国後は学校英語となんとか上手く付き合いながら、ご自分の英語力を磨いていったそうです。

 

余談となりますが、「おうち英語の会」でも、本格的な英語の授業が始まる中学進学に対して、不安な保護者の方の声を聞きます。

ちえみさんの娘さんも帰国子女で、この点とても苦労されたそうです。

私立中学校で英語特化クラスなど、先生も英語の出来る学生に対して理解があり、のびのびと英語力を伸ばせる環境ならばよいのですが、現実はそう上手くいかないことも多いようですね。

各ご家庭、おうち英語っ子が学校教育と上手く付き合っていく方法を模索されているようです。

 

ちなみに、みあさんの娘さんは中学時代の短期海外留学ではアジアを含め複数の国に行かれたそうです。

アジアへの留学は、様々な価値観に触れることが出来て、異文化理解という視点からもとてもよい経験になったそうです。

留学を一度経験すると心理的ハードルが下がるのに加えて、担任の先生が自治体のプログラムを勧めてくれたりもしたそうで、まず一歩踏み出してみることの大切さを感じます。

 

高校時代の長期海外留学⇒帰国し国内大学受験へ

中学時代の短期留学の経験を経て、みあさんの娘さんは長期海外留学をサポートしてくれる高校を希望し、私立高校へと進学されました。

高校での海外留学は、様々なスタイルがありますね。

学校同士の交換留学もあれば、自分でエージェントを通して契約をし現地校に留学するケースも。

期間限定の留学もあれば、現地校に数年通い卒業することも。

単位は認められるのか?帰国後戻るのはどの学年なのか?など、悩みや心配事は尽きません。

どの方法もメリット、デメリットがありますし、多感な高校生ならではの問題も多々あり、どういった選択をするかの判断が難しいところですね。

 

みあさんは「高校生での長期留学は、決して良いことばかりではない。娘さん自身がすごく、すごく大変な思いをした」と仰っています。

海外に子どもを1人で出すということは、ドラッグなどの問題が避けて通れません。

他人に流されない自分軸を持っていないと難しいですし、親も不安でなかなか送り出す決心がつきませんね。

みあさんはここまでの子育てを通して、「自立していて自分の頭で考えられ子に育てる」べく、娘さんが幼い頃から様々な経験を通して「自分自身で大きな選択をする」ことを学ばせていたので、心配はありながらも娘さんを信じて送りだせたようです。

 

また、娘さんの留学先の学校には世界各地からの留学生がいたそうで、アジア人に対する差別も経験したとのこと。

ですが、大変過酷な環境をバネに娘さんは日本にいた頃よりも更に勉強に励まれ、予定より留学期間を延ばすほどだったそうです。

精神的なタフさが、本当に素晴らしいですね。

 

留学期間の後半、世界的に新型コロナウイルスが流行してしまい、各国でロックダウンや出入国制限が始まりました。

それにより、当初思い描いていたものとは異なる進路選択の決断を迫られたそうです。

そんな状況での大学受験は本当に大変だった、とのこと。

ですが、親たちがすすめる安全に思える進路や保険をかけた進路ではなく、状況的にほぼ背水の陣と言えるような受験を「これを学びたいから」という理由で娘さん本人が選択し、見事合格されました。

 

まとめ

みあさんのお話は「ホームスクール」や「留学」など華々しい内容が多く、「おうち英語」だけでそこまで行けるのか?と思われる方もいるかと思います。

ですが、幼少期~小学生までの「おうち」での毎日のインプットの積み重ねが本当に大事だったようです。それに加えてみあさんがアウトプットの機会を幼い頃から上手に与えて導いてきたので、娘さんはここまでの英語力を身につけられたのだろうと思います。

アウトプットの機会はあったほうがよいのか?どのような方法があるのか?については、ご家庭それぞれの目的地やリソースによると思います。

私も、ちえみさんが仰ったように、よい環境を求めていればよい機会に巡り会えると信じて、我が家なりの取り組みを模索し続けていきたいです。

また、今回は英語に特化したお話でしたが、最初の教育理念にもあったように、みあさんは「世界に飛び出せる心身の健康さ」に重きをおかれた育児をされていました。

高校時代の留学のエピソードからは、英語力だけではなく、そもそもの人間力を高めておくことの重要さを感じました。

 

大学生のお子さんのお母さまからの、育児全体を俯瞰したお話、大変勉強になりました。

みあさん、貴重なお話をありがとうございました!

 

みあさんの「ちえみの部屋」は現在、非公開となっています。

ですが、「おうち英語の会」では中高生の留学についての話題もよく出ます。具体的に皆さんどうされているのか気になる方は、お気軽にご連絡くださいね。

最後までお読み頂きありがとうございました♡

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