年末年始で中断しましたが、アンケートなどでいただいたご質問やお悩みに、(例によって私の独断と偏見で)お答えしていく「お悩み相談シリーズ」を、(例によって私の気まぐれで)再開します。
今回のご相談(↓)は、おうち英語に普遍の悩みで、いろんな方が同じような悩みを書いてくださったので、私の方でまとめました。
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おうち英語をやっているけど、アウトプットがあまりないと、効果が実感できずに、自分のやってることが正しいのか、英語の力が本当についているのか、このまま続けて本当に英語ができるようになるのか、不安です。
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(アンケートにご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました!
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で、これに対する直接のお答えにはならないのですが、まず、未就学児におうち英語をされているご家庭は、そのやり方で大丈夫ですから、小学校に入ってもまだ不安だったら、もう一度このページに戻って来てください。
そして、おうち英語1年未満のご家庭なら、まずは音のインプットを続けましょう。(ただし、「聞きなさい」はご法度ですよー)
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さて、おうち英語を1年以上続けてきて、日本語は達者、日本語の読書も好きだけど、英語はイマイチで、今のやり方で良いのかどうか・・・、という場合、英語が身についているのかどうかのチェック項目が2つあります。
お子さんの様子が当てはまるかどうか、考えてみてください。
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その2つのチェック項目とは、
① 内容が気に入れば、英語だけの番組を1時間でも2時間でも見ていられるか。
② 英語の本を読ませたら、カタカナ発音ではなく、英語っぽいリズムで読めるか。
です。
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この2つがクリアできていたら、そのやり方でまず大丈夫ですので、今の調子で、インプットを続け、できればアウトプットの取り組み(絵本の暗唱や音読など)を続けましょう。◆
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この2つで、脳に英語の部屋(英語の音を「言語として認識し、処理する」ための回路)ができたかどうかを判断することができます。
と言うのは、まず、①ですが、日本語がしっかりしてくる幼稚園~小学校ぐらいになると、脳に英語の部屋ができていない子供は、脳が認識・処理できない言語(英語)の番組を、1時間も見ていることはできません。
また、②については、個々の発音は日本語っぽくても、英語らしいリズムで読めれば、それはきちんと英語の部屋ができてきている証拠です。
ですから、このままインプットを続けて、英語の部屋(英語回路)をしっかり育てていくと共に、少しずつ、暗唱や音読をやっておけば、別に英会話レッスンを受けさせる必要はありません。(もちろん、本人が嫌がらなければ、受けさせてあげるに越したことはありません)
でも、暗唱や音読で、読解力を育てて、洋書を読む子に育てれば、語彙も増えていきますし、英語を口にする機会にもなりますので、いざとなればしっかり英語を話せるようになりますし、ちょっと勉強すれば、英検にも合格できるようになっていきます。
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暗唱や音読については、「暗唱・音読」カテゴリーに記事を書いていますが、中でも
「子供に英語をしゃべらせるべきか」「音読と暗唱(子供の読みの育て方)」を参考にしてください。
また、洋書を読む子にするには、「読解力をつけるには」カテゴリーの記事を参考にしてください。
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もし仮に、そこまで手が回らなくても、上の2つのチェック項目がクリアできるような英語の部屋を作っておけば、中学に入れば、学校でちゃんと英語を教えてくれますから、そこで本人が「自我」での勉強を始めれば、中学から英語を始めた私達とは違い、バイリンガルになれます。
学校英語が成果を出せないのは、音による英語回路(英語の部屋)を構築できないからで、そこさえ家庭でやっておけば、あとは学校教育で十分、世界に通用するバイリンガルに育っていくことはできるのです。(ただし、もちろん本人の努力は必要です)
「子供をバイリンガルにするには」にも書きましたが、「子供をバイリンガルにするには、とにかく英語の音を届けるところから」です。
今まで英語の音を届けてきていれば、お子さんは必ず英語を身につけてきています。
自信を持って、おうち英語を続けてくださいね。
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「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
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「おうち英語」アンケート、お答えいただいた方、ありがとうございます!
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