以前、「バイリンガル育児をやって良かったと思う時」という記事を書きました。
私は英語育児で子供達をバイリンガルに育てたことを後悔したことは一度もありませんが、それでも
「これは英語育児が良くなかったのだろうか?」
と思うことはいくつかあります。
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その一つは、日本語の語彙です。
うちの娘達は、国語の成績は決して悪くないのですが、日本語の語彙は(私から見ると)貧弱です。
これが、英語も一緒に与えられて育ったせいなのか、アメリカに3年行ってその間の日本の学校教育を受けていないせいなのか、部活が忙しくてあまり本を読まないせいなのか、それとも今どきの若者はこんなものなのか、正直言って分かりませんが、「こんな言葉も知らないの?」と思って愕然とする時があります。
でも、国語の成績もそんなに悪くないし、英語ができるから、まぁいいか。
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もう一つは、マルチタスキング(同時に複数のことをやろうとすること)で、勉強や家事(お皿洗いやアイロンがけなど)をする時に、必ず音楽を聞きながらやろうとするのです。
これは小さい頃から「かけ流し」をしてきたせいだろうか?
そう思い、かすかな罪悪感を覚えることもあります。
でも、これも、英語ができるようになるための代償だったとしたら、まぁしょうがないか。
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英語育児の弊害といって思いつくのは、今のところ、そのぐらいでしょうか。
あとは、もう圧倒的に「バイリンガルに育てておいて良かった」と思うことの方が多いです。
少なくとも我が家では、早期英語教育は、弊害よりも利点の方が多かった、と思っています。
そして、いつもしみじみ「子供をバイリンガルにするって、こんなに簡単なことだったんだ」と実感しています。
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このところややこしい記事が多かった気がしますが、もともと私がこのブログでお伝えしたかったことは、ただ一つ
子供をバイリンガルに育てるのは、実はとても簡単なこと
ということです。
なぜなら、人間の脳は子供のうちに環境にある言葉をマスターするようにプログラムされているからです。
ですから、子供の環境に日本語と同じように英語を与えてあげれば、どんな子でもバイリンガルに育ってしまうのです。
だから、一軒でも多くの日本のご家庭でおうち英語を始めていただき、一人でも多くの子供にバイリンガルに育ってほしい。
仕事で通訳をするたびに、その思いは強くなるばかりです。
ですから、明日からはまた初心に返って、このことをくどくどと書いてみようと思います(笑)
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「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。