「おうち英語の会」も会員さんが増えてきて、いろんなお話を聞かせていただいているのですが、最近の英語育児界では、親が「必ず」語りかけをしないといけないような風潮があるのか、
「語りかけをしてきたけれど、子供が大きくなってきて、私も言えることがそろそろ限界で、この先どうしたら良いのでしょうか?」
とか、
「私が英語が苦手で、語りかけができないのですが、こんな家庭でもおうち英語できますか?」
といった、前提が「お母さんの語りかけがマスト!」のようなご相談も多いです。
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ですが、私は自分の経験から、家でのお母さん(お父さん)からの英語の語りかけは、やってもいいだろうけど、特に必要ではないと思っています。
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我が家では、基本的に私からの英語の語りかけは、やっていませんでした。
(当時の英語育児コミュニティでは、親の語りかけは「悪い発音がうつる」と言って、あまり推奨されていなかった記憶があります)
それを証明するようなビデオが出てきたので、庶民の日常感が満載ではありますが(笑)、若いお母様方の不安を払拭する意味で、恥をしのんで公開してみたいと思います。
これは多分、長女が1歳後半か2歳になりたての頃だと思いますが、絵本の暗唱を始めたばかりの頃の映像です。
先にお断りしておきますが、私のわざとらしいほめ言葉が耳障りな動画です(笑)
絵本の文字を読んでいる訳ではなく、記憶の中の「音」を再現することで、「本を読む」ことの疑似体験をしていますので、一般的な「暗唱」のようにスラスラ暗唱する訳ではありません。
覚えていない絵本はごにょごにょ言ってるだけですが、記憶の中の音を頼りに絵本の世界を楽しんでおり、これが「音から読みを覚える」ための「絵本の暗唱」です。
ちょっと話が逸れますが、こうやって読みを覚えると、英文を読む時には自動的に頭の中に英語の音が流れ、イメージが浮かぶようになりますので、読書が楽しめる子に育ちます。
文字から読みに入っていくと、私達大人がそうであるように、「英語自体は読めるけれど、内容を理解するのにも苦労して、洋書の読書を楽しむどころではない」状態で終わってしまうかもしれません。
参考記事:
読解力と音の関係(バイリンガルの育て方・その17)
幼児~小学校低学年をまず読めるようにする(読解力をつけるには・その4)
音読と暗唱(子供の読みの育て方)
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話を発音に戻すと、この映像では、2冊目を暗唱した後に子供自身が日本語をしゃべっています。
私もUda式30音で発音トレーニングをする前なので、かなりのジャパニーズ発音ですねー(笑)
「この発音がうつってはマズイ」と思って、なるべく私の英語は聞かせないようにしていた記憶があります(笑)
ですが、こんな感じで、普段は日本語でも、かけ流しや暗唱(音読)の取り組みができていれば、子供はしっかり英語を習得し、単語も文法も発音も、自然と習得していきます。
また、日常的に英語を口にすることになるので、英会話レッスンに通わせなくても、暗唱する絵本が長くなっていき、会話文の音読を繰り返すことで、いざとなったら英語がしゃべれます。
子供が英語を口にする姿を見られるので、親のモチベーションも上がります(笑)
さらに、読む本のレベルが上がるのに従って、高度な語彙も身につけていき、英語力が上がっていきます。
おうちの方は日本語で「上手ねー」と褒めちぎっておけば、子供は勝手に英語を習得していきます。
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「かけ流し」で英語回路ができたお子さんには、是非、次に取り入れていただきたいのが、この「絵本の暗唱」です。
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かけ流しで英語回路ができたお子さんは、絵本の暗唱で読めるように導く、そんな「おうち英語」なら、お母さん(お父さん)が英語ができなくても、何も心配はいりません。
英語が苦手なお母さん(お父さん)も、安心して、自信を持って、「おうち英語」でお子さんをバイリンガルに育ててあげましょう!
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ちなみに、↑の動画で使っているのは、パルキッズの絵本の暗唱教材です。
現在はリニューアルされて「I Can Read!」と「I Love Reading!」という教材になっていますが、12月11日から価格改定で値上がりするそうですので、ご購入を検討の方はお早めに。
また、「パルキッズ」のシリーズは、このブログを通して購入されると、紹介特典と共に、私が主宰している「おうち英語の会」にも、半年間無料で参加していただき、使いこなすコツなどもお伝えします。
紹介購入をご希望の方は、こちらよりお気軽にご連絡ください。
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。