オンラインコミュニティ「おうち英語の会」のご紹介

我が家(おうち英語っ子)の高校受験・大学受験

バイリンさるのサラミ
寒くなってきましたが、健康に気をつけて過ごしましょう!

「おうち英語の会」の会員さんから時々、うちの娘達の近況が聞きたいというリクエストをいただくので、今日は日記がわりに、公立中学と公立高校に通う我が家の子供達の受験事情を記録しておきたいと思います。

我が家では、大学受験を控えた高3長女と高校受験を控えた中3次女の2人の受験生を抱えています。
と言っても、小学校の受験や中学受験とは違い、親がやることなんてほとんどなくて、必要なお金を出してあげること、体調管理に気をつけること、メンタルを支えてあげること、ぐらいです。

長女は第一志望が国立大学で、私立の受験は(今のところ)考えていないので、1月の共通テストと2月下旬の2次試験が本番ということになります。
共通テストは自宅から通える予定なので、当日送り出すのみですが、2次試験は宿泊が必要なので、そのための宿は8月に予約しました。

8月に予約した時は、受験校に近い希望の宿は「いっぱいです」と断られて、別のホテルを予約していたのですが、11月に入って最初の宿から「キャンセルが出ました」ということで、希望の宿が取れました。押さえで予約してあったホテルも良かったのですが、大学からの距離が遠く、当日タクシーがつかまらなかったら、などという(余計な)心配をしていました。一方、当初希望の宿は受験校まで歩いて行ける距離なので、これで一つ心配事が減りました。

さらに、既に大学生の兄姉のいる保護者仲間から「合格後の家探しが大変、今から予約しておいた方が良い」と聞き、10月のうちに志望校近くの学生マンションを探して予約しました。

この物件を予約するまでは、思うように勉強がはかどらないと「これじゃ落ちる」と泣き言をいうことも多かった長女ですが、マンションを予約したら「もうやるしかない」という気になったのか、ぐずぐず言わなくなったのが、思わぬ副産物でした。

長女は塾(予備校)には通わず、高2の終わり頃からスタディサプリの「合格特訓コース」で、現役大学生コーチのアドバイスを受けながら頑張っています。

と言っても、高3の夏休みまでは部活があったり、9月には運動会があったりで、行事が忙しかったのですが、運動会が終わったら学校全体も「受験一色」になってきたようです。

ちなみに、長女の学校の同級生も、みんなが塾(予備校)に通っているかというと意外とそうでもなく、学校の授業と独学だけの子もちらほらといます。
本人に一人で勉強できる意志の強さがあり、周囲に分からない所を質問できる人がいれば、勉強自体は結局自分でやるしかないので、塾(予備校)に行く必要もないのでしょう。長女によると、スタサプの動画授業の方が「分からない時は一時停止して考えながら進められるので良い」そうです。
スタディサプリもコーチプランにすると多少値段は上がりますが、それでも塾(予備校)に比べると、親のお財布的にもありがたく(笑)、また、夜遅くまでの塾通いは親も本人も大変なので、そういう意味でも助かっています。

一方、高校受験の次女は、どうにも勉強に身が入らず、寸暇を惜しんでガリガリ受験勉強する姉を見ても刺激を受けるどころか、「あんなに勉強する意味が分からない」とのたまっています(笑)
そんな感じで特に行きたい高校もないので、志望校もなかなか決まらず、無理をしなくても手が届きそうな私立高校を第一志望にして、たまにやる気が起きたら勉強し、やる気が起きない時は優雅に読書など楽しんでいるような状態です。
受験生なのに家ではあまりにも勉強しないので、夫・私・本人の三者で「勉強が嫌いなら、義務教育が終わってまで学校に通う必要ないから、就職する?」という話し合いまで持たれたのですが(笑)、どうやら高校には(というか大学にも)行きたいようで、それなりの成績を維持するぐらいの勉強はしています。

まぁ、次女も「それなり」の勉強はしているのですが、長女がとにかく勉強する子なので、家に学生が2人しかいない中、どうしても次女は「ダラダラしている」ように見えてしまい、可哀想と言えば可哀想な境遇の子です(笑)

次女も塾には行かず、小学校の頃からチャレンジを取っては(あまりにやらないので)やめさせられ、また少しやる気になっては再開し、やっぱりやらないのでまたやめさせられ、を繰り返していたのですが、中2の終わり頃に「受験勉強しますので、チャレンジやらせてください」と言ってきて、また再開しました。
ところが、夏休みが終わってもどうにも勉強に身が入らず、次女自身も(やる気が出ないことに)困っていたようだったので「塾にでも行く?」と聞いたところ、「遅い子でも夏季講習から入るから、今から行くのはイヤ…」と乗り気ではなく、かと言って家にいると勉強する気になれず…。本人は本人なりに悩んでいたようでした。

そんな折、チャレンジから、進研ゼミが地元の塾とタイアップしている「日曜特訓講座」というお知らせが来て、本人が「ここに行きたい」と言うので、9月から通わせることになりました。
日曜特訓講座というのは、隔週(月2回)の日曜日の朝9時〜夕方5時まで、演習問題を解いて解説授業を受ける内容で、夜遅くなることもなく、土日に家にいてもゴロゴロしていてともすれば親子喧嘩になるだけなので、日曜だけでも塾に行くのは母娘ともにWin-Winという感じになりました。
塾代も、(チャレンジ受講生なら)3月までで数万円と普通の塾に比べると格安で、こちらもお財布に優しいお値段です(笑)

そして、塾でさんざんおだてたり励ましたりしてもらえるおかげで、本人にも多少の欲が出てきて、「第一志望の私立に合格したら、公立はちょっと背伸びした高校を受けてみようかな」と思い始めているようです。
そして、そうなると公立の方も「あわよくば合格したい」という気持ちが出てきたのか、家でも少し勉強するようになりました。
日曜特訓講座は月2回ですが、講座のない日曜日に毎月1回(か2回)フクト(福岡県の模試)を受けるので、日曜は大体塾に行く感じです。
また、自宅ではどうにも勉強する気になれないことに本人も「これではまずい」と思ったのか、編み出した「休みの日でも勉強がはかどる方法」が「休日でも制服を着ること」で、休みの日も平日と同じように髪型を整え、制服を着て、机に向かったりする日もあります(笑)

長女と次女を見ていて感じるのは、勉強が好きな子はほっといても勉強するし、嫌いな子は勉強しなくても楽しく生きていくんだな、ということです。
親としては同じように育ててきたつもりでも、長女は寸暇を惜しんで勉強し、勉強してないと不安でストレスがたまるようですが、次女は試験前でもビーズクッションに身を沈め、マンガや小説を読んでいて、別にそれで平気なようです。
また、次女は料理やお菓子作りが好きで、勉強してるよりそっちの方がよっぽど楽しいので、時々、私が仕事が忙しくてダウンしたりすると、「これ幸い」とばかりに私の代わりに夕飯を作ってくれます。
一方の長女は、勉強時間が削られるぐらいならご飯はカップラーメンで良い、というタイプです(実際には、私が食べ物に神経質なので、カップラーメンは食べさせませんけど)

親としては、もうちょっと次女が勉強してくれれば…、と思ったり、逆に長女は、そんなに勉強ばかりしないで…、と思うこともありますが、大事なことは本人が満足していることかな、とも思うので、長女は好きな勉強に打ち込めば良いし、次女はそこそこ勉強してあとは好きなことをすれば良いのかな、と、最近はそんな境地です。

ちなみに、子供達の英語の成績ですが、2人とも「英語なんか勉強してるヒマはない」そうで、学校の授業以外一切勉強していませんが、英語だけは常にトップクラスの成績で、英語のおかげで偏差値が押し上げられ、少し背伸びした志望校でも「もしかしたら手が届くかも」という状態です。
私は現在、仕事で受験生のコーチングもしているのですが、生徒さんは英語の勉強にかなり時間をかけていて、うちの子達にとって、受験で英語の勉強をしなくて済むというのは、その分の時間を他の教科の勉強に当てられるので、単に「英語で偏差値が上がる」以上にありがたいな、と思っています。彼女達は、おうち英語の後にアメリカに3年も暮らした帰国子女の割には、英検で言うと準1級止まりで、まぁそんなに大したことはないのですが、学校の試験の英語では常にトップクラスです。

おうち英語で知らないうちに英語ができるようになったうちの子供達は、英語に対する向上心や強い思い入れはなく、「留学したい」とか「将来英語を使った仕事をしたい」などという気持ちは一切ありませんし、しなくて済むなら英語の勉強なんか全くしたくない(実際しない)のですが、定期テストや模試のたびに「英語があってよかった」とは感じているようです。
と言っても、高校受験(中学)では英語の問題もそこまで難しくないので、次女はまだそんなに恩恵を受けていませんが、大学受験(高校)の英語は途端に難しくなるので、次女も今、受験勉強もせずに洋書を読み漁っている成果が、3年後には出てくるのではないかと希望的に捉えています(笑)

変化の激しい今の世の中、学校の成績が良いこと、偏差値の良い学校に進むこと、勉強ができることがどれだけこの先役に立つのか、私も正直分からず、時代が目まぐるしく動く中で迷いながらの子育てですが、きっと私より子供達の方が新しい時代の息吹を敏感に感じ取っていると思うので、子供を信じて、世界に漕ぎ出していくのを見守りたいと思っています。(せめて英語はできるようにしてやったことだし)

 


「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。


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