オンラインコミュニティ「おうち英語の会」のご紹介

バイリンガルの基準をガラパゴスから世界標準に

バイリンさるのサラミ
「バイリンガル」と聞くと、どんな人をイメージしますか?

先日、Twitter でこんな動画が流れてきて、「そうだ!そうだ!」と思いました。

(この動画は、ご本人の了承を得て、掲載しています)

こちらの動画は、「日本人(の大人)はバイリンガルになれる」ということで、

📍どうして日本人はバイリンガルになれるのか?
📍バイリンガルの正しい定義とよくある誤解
📍バイリンガルになるための3つの秘訣

を紹介されているのですが、おうち英語的には、この「バイリンガルの正しい定義とよくある誤解」というのが、特に強く訴えたい内容です。

 

この動画では、バイリンガル研究の世界的な第一人者であるフランソワ・グロジャン教授の書籍から「バイリンガルの正しい定義」と、世界の人口の半分以上を占めるという「バイリンガルの実際」を詳しく紹介されています。

参考にされている書籍は、コチラ

私も以前、「日本で育つ子供は「日本語ドミナントバイリンガル」に」という記事に書いたことがありますが、日本人が一般的に考える「バイリンガル」は、ごく一部の限られた(とても恵まれた)人しかなれない「非現実的なバイリンガル」(バランス・バイリンガル)であることが多いです。

そんな非現実的なバイリンガルを育てるのは、とても大変です。

ですが、実際に世界のバイリンガル(またはマルチリンガル)の中で、そんなバランス・バイリンガルは少なく、また、両方の言語が同じレベルであることを求められることも、現実には少ないです。

世界のバイリンガルの実態は、

📍2言語を同時に習得するのは少数派
📍バイリンガルになる時期は人による
📍2言語が同じレベルでない場合が多い
📍母語のアクセントがあるのは当然

ということを、動画では(上述の文献から)詳しく解説してくださっています。

バイリンさるのサラミ
世界のバイリンガルは、本当にそんな感じですよね

グロジャン教授によるバイリンガルの定義が「2言語を日常生活の中で定期的に使用すること」であれば、日本語だけでなく英語の番組を見たり、英語の絵本を喜んで読んでもらっているおうち英語っ子は立派な「バイリンガル」ですし、そこから成長して、「現実的なバイリンガル(日本語ドミナントバイリンガル)」の大人になるのは、「ネイティブ並み」「年齢相応」という幻想さえ捨てれば、簡単です。

つまり、世界標準のバイリンガルになるのは、大人になってから勉強を始めても十分可能だし、子供なら(おうち英語で)簡単に(自分でも知らないうちに)バイリンガルに育っていきます。

何かと言うと「〇〇道」と修行にしてしまったり、「ガラパゴス」と揶揄されがちな日本ですが、おうち英語も、完璧を求める「おうち英語道」の修行にせず、また「バイリンガルの基準」もガラパゴスから世界標準にしてしまえば、おうち英語はもっと気楽に楽しめるんじゃない?

と、この動画を見ながら思いました。

 

なお、日本語ドミナントバイリンガル(母語ドミナントバイリンガル)については、こちらの書籍を参考にしています。


「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

子供が無意識のうちに自然に英語をマスターし、バイリンガルに育つ「おうち英語」のやり方をお伝えする、10日間のメール講座です。