次女が志望校の私立高校に合格しました。
もう一校、公立校にもチャレンジするので、まだ受験は終わっていないのですが、合格した私立も全くの滑り止めで受けた訳ではなく、そこが本命だったので、まずは一安心です。(とは言っても、もし運良く公立校に合格したら、そっちに行ってもらいますが)
一方の長女は、およそ2週間後に迫った国立大学の2次試験に向けて、最後の追い込み中です。
不安とプレッシャーとストレスの中、せめてもの気晴らしが「受験が終わったら、春休みに何するか?」を妹と話し合うこと。
映画も見よう! 遊園地にも遊びに行こう! ゲームもしよう! と2人で盛り上がっていたのですが、その中で、アメリカから帰国した時におばあちゃん家(私の実家)で、WiiU三昧だった日のことが話題に上りました。
「あの時は(アメリカから)帰ってきたばかりで、英語ペラペラだったよね」
と自分たちでも言っていたのですが、娘達は2人とも、アメリカから帰国する頃は、日本語より英語の方が得意でした。
しかし、帰国してから英語保持の取り組みはほとんどしておらず、最初の頃は週1回ほどやらせていたオンラインの英会話レッスンも、長女が高校、次女が中学に入った頃から、部活と勉強が忙しくなって、今では一切やらなくなってしまいました。
学校も、地方の公立中学、公立高校なので、ネイティブの先生が常駐している訳でもなく、授業も一般的な普通の英語の授業で、誰かと英語で会話する機会は皆無なので、2人とも「もう英語しゃべれなくなった」と言っています。
と言っても、この子達なら、また必要になったらいつでもしゃべれる、と私は思っているのですが、先日、何かの話の流れで次女と
「今アメリカに引っ越しても(英語の面で)やっていけると思う?」
という話になりました。
すると、少し考えて、きっぱりと
「多分いけると思う。だって、何言ってるか分かるし、何書いてあるか読めるし、いざとなればしゃべれると思うし」
と言ってました。
その昔、まだ我が家がアメリカに行くなんて夢にも思ってもいなかった頃、長女は小学校に上がってからは「もう英語しゃべれなくなった」と言っていました。(→ 長女が小1でインターナショナルのサマースクールに入った時のこと)
当時も今と同じで(おうち英語はやっていましたが)英会話レッスンは受けさせておらず、誰かと英語で会話する機会はなかったので、自分が英語がしゃべれるとは自分でも思っていなかったようです。
アメリカに引っ越した当初は、夜中に目を覚まして「英語がしゃべれないから、学校でいじめられる」と泣きじゃくったこともありました。(→ アメリカ暮らしで最初のトンネルを抜けた日)
だけど、実際に学校が始まったら、おうち英語で無意識の領域に築いていた英語の氷山が、必要に迫られたらあっという間に外に出てきて、子供達は英語で苦労したことはなく、学校の先生との面談でも「言葉のハンディは一切感じない」とよく言われました。
(私と夫は英語で苦労しましたよ)
言葉のハンディさえなければ、日本の教育の方がアメリカの(公立校の)教育より進んでいたので、2人ともどの教科でもGT(Gifted and Talented)という成績優秀者のクラスに入りました。(日本の学校では、どんなに頑張っても普通の成績なのですが 笑)
おうち英語をやって、アメリカにも3年住んだのに、帰国して5年以上経つ今は、どこからどう見ても丸ドメ、純ジャパの娘達で、受験も特に英語で得をする訳ではないのですが、唯一「英語の受験勉強をしなくて済む」というのは、本当に助かっています。
そして、いざとなったら「外国に引っ越しても英語の苦労をしなくて済む」というのは、将来の選択肢を狭めなくて良いのではないかと思っています。
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。