「3密」が流行語大賞となった2020年は、忘年会もZoom開催が多く、いつもだったら(東京でやるので)参加できない通訳者仲間の忘年会にも、今年は参加できました。
今年はまた、Zoomが普及したおかげで、あちこちに離れて住んでいる大学時代の同級生女子達(いわゆる「ワセジョ」です 笑)と、時々「Zoom会」を開くようになりました。
みんな働いていますが、先週で「今年はもう仕事納め」という人も多く、昨日は彼女たちとZoomで忘年会をやりました。
私達は、昭和が終わり平成になってすぐ卒業し、ちょうど消費税が導入された時に社会に出た、いわゆる「バブル組」で、みんな、できて間もない女性の「総合職」として就職し、仕事に子育てに引っ越しに、と忙しくしているうちに、いつの間にか30年以上が経ちました。
全員子持ちですが、最初から結婚せずに子供を生んで育ててる人もいれば、離婚して女手一つで育て上げた人もいるし、全員仕事をしていますが、会社で偉くなっている人もいれば、フリーランスで好きなことしてる人もいて、オトナ女子たち、初老の体に鞭打って、みんな頑張っています(笑)
何度かこのブログでも書いていますが、私は高校時代に国文学者を目指して大学に入学したので、専攻は日本文学で、英語はまったくしゃべれませんでした。
英語がしゃべれなかったのは私だけではなく、当時は英語のできる人の方が珍しかったのですが、大学時代の友人で海外赴任した人は多く、今現在、海外で仕事をしてる人もいれば、私のように家族の海外赴任で駐在した人もいて、昨日の忘年会も、西海岸に赴任中の一人に合わせて、日本時間の午後の開催でした。
ずっと日本に住んでいる人でも、海外旅行は行くし(今年は行けなかったけど)、英語はしゃべれないと言いながらも、外国人とちょっとした挨拶ぐらいはしないといけない場面もあり、何だかんだで英語が「まったくちんぷんかんぷん」では楽しくない時代なのかな、と思いました。
上の子がまだ赤ちゃんだった頃、英語育児のサークルを探して参加したことがあります。
そのサークルを主催されていた方が、ある時、
「私は、英語はこれからの時代を生きるための『しつけの一つ』だと思ってます」
と言われていました。
それを聞いて、「なるほど、うまい言い方だな」と思い、私もそれ以来、英語は「しつけ」だという気持ちで、おうち英語をしてきました。
「しつけ」ですから、どこかに習いに行かせるというより、家庭できちんとしつけよう。
私は常々「世界のどこで生きることになっても」困らない程度の力を身につけて欲しい、と思って子育てしてきて、英語育児をしてきたのもその一環でした。
英検とかそんなことよりも「相手とコミュニケーションが取れる」「必要な情報を読み取れる」英語力を身につけて欲しいと思っています。
我が家の娘達の今の英語は、せいぜい基礎ができている程度で、大学で専門的な勉強をしたり、英語でビジネスができるほどの力はありません。
でも、未完成ながらも英語は自分の言葉なので、この先必要になったら自分で勉強すれば、さして困らない程度には身に着けさせてあげられたと思います。
今は、受験勉強が忙しくて、英語は一切手つかずですし、この先も、必要がなければ英語を頑張ることはもうないかもしれませんが、我々親世代がそうだったように「いつか英語が必要な時」が出てきた時は、我々親世代ほどは苦労せずに、臆することなく英語を使って生きていくだろうと思います。
私の同級生に話を戻すと、中にはもう子供の手が離れた人もいますが、私も含め、もう少し子育てが残っている人も多く、だけど、子供の手が離れたら、皆で海外在住組の所に集まったり、一緒に旅行に行ったりしたいね、という話がよく出ます。
子供の頃にきちんとしつけられた人は、大人になって社会に出た時に、少し楽に生きられるような気がします。
英語ができることも、それ自体にあまり価値はありませんが、少し英語ができたら、The world is your playground. 人生は少しだけ豊かになる気がします。
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。