オンラインコミュニティ「おうち英語の会」のご紹介

小学生のおうち英語と自我(ななさん体験談・その3)

先日からご紹介しているななさんの体験談、今回は3回目(最終回)です(前回はコチラ

最終回は、「英検と小学生」について、そして、今後のおうち英語について書いていただきました。


小学生と英検

英検が終わって、小学生と英検について、思うことがありました。

それは、「自我って本当に諸刃の剣だ」ということです。

私は、英検は早く受ける必要はなくて、おうち英語をじっくり続けてきた上で、無理なく受かる級を受験すれば良いと思っていました。

でも今は、小学生も「英検受けるのが当たり前」になっていて、娘は、負けず嫌いな性格なので「自分も受けたい!」と、積極的に3級まで挑戦してくれました。

これはとても良いことでした。

ですが、この時はいい方向に働いていた自我が、満足したのか、3級の1次試験に合格してからは、英語へのモチベーションがどんどん下がっていき、2次試験が終わってからは、さらに下がってしまいました。

毎日自分から取り組んでくれていたジュニアですら、私が言わないと、やらなくなってしまいました。

それでも毎日声をかけて、ジュニアのオンラインレッスンはやらせ、かけ流しは(私が)続けていますが、本人が「とりあえずはこのくらいでいいや」と思っているようです。

私も「せっかく頑張ってたのに」と思う気持ちを抑え、しばらくは英検はお休みですし、じっくりとインプットの時間にしようと思っています。

読書もこれからの課題です。

小4女子、少しずつ難しくなってきました。

つくづくちえみさんが何度もおっしゃっている「無意識でのおうち英語」が大切か身にしみて感じているところです。

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おうち英語の会と、我が家のこれからのおうち英語

「おうち英語の会」では、小さい頃から素晴らしい取り組みをされている方ばかりで、小学生にもなるとかなり習得しているお子さんも多いな、という印象を受けます。

私は、自分から提供できる情報がないので、掲示板では先輩方の素晴らしい取り組みを拝見するばかりですが、本当にためになる内容ばかりです。

将来、娘に対しては、これから何か夢を持ったときに英語ができないことが足枷にならないように、淡々と続けていくのが目標です。

「英語が得意だと優遇される」というのは過去の話で、これからは、できないとスタートラインにすら立てないことも多いと思います。

あとは、情報や文化、どんなことでも英語ができると世界が広がっていくのを純粋に楽しんで欲しいです。

始めるのが遅すぎたかな、と思ったりもしましたが、小学生でも、1年でかなりの成長がありました。

こちらのブログに出会えたことは、私たち親子にとってとても幸運なことでした。

また「おうち英語の会」という素晴らしい場所を作っていただけたことに本当に感謝します。

これからもよろしくお願いします。(体験談 終わり)


このブログの最初の頃に「おうち英語を成功させるには「自我」を理解する」という記事を書いたこともありますが、子供の「自我」は、上手に使えば取り組みをスムーズに進めるための起爆剤にはなりますが、逆に英語を嫌がったりネガティブな反応の元になることもあります。

そして、どんなに自我(やる気)があっても、自我は英語を習得はできず、英語自体は「無意識」の領域まで落とし込んでいかないと、将来「使える英語」にはなりません。

また、親の方にも「せっかく頑張っていたのに」という「親の自我」が出てくると、ともすれば「あの頃の栄光をもう一度」と、お子さんに求めるハードルがどんどん上がっていって、おうち英語が窮屈なものになってしまい、無意識での習得を妨げかねません。

子供の自我も、大人の自我も、失くしてしまうことはできませんが、「これは自我だな」と自覚することで、おうち英語の方向性を見失わず、本当に大事な「無意識での習得」に向けていくことができます。
(「おうち英語は難しい?(簡単なこと、難しいこと)」)

小学生は、大人が思うよりずっと耳が良く、無意識の領域で英語を習得してバイリンガルになれる優れた言語習得能力を、まだまだ持っています。(「『おうち英語』と『かけ流し』の本当の意味」)

せっかく小学生のうちに英語を始めるなら、「外国語の勉強」の先取りではなく、ななさんのように「第二の母国語」として、無意識領域で英語を身につけさせてあげ、バイリンガルに育ててあげましょう。

ななさん、お忙しいところ、本当にありがとうございました!

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「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 


子供が無意識のうちに自然に英語をマスターし、バイリンガルに育つ「おうち英語」のやり方をお伝えする、10日間のメール講座です。


2 件のコメント

  • はじめまして。いつもブログを楽しみにしています。7歳と2歳の兄弟の母親です。
    長男は1歳頃から、英語のDVDや音楽に少しずつなれさせて2歳からしまじろうの英語のDVDを月に何度かみたり、ディズニーのDVDを見たりしていました。その他私の英会話のCDなどを聞かせていました。そして長男が3歳8ヵ月の時に1ヵ月オーストラリアでホームステイをしました。その間になんとなく英語が分かり始めていたので、帰国後から現在までパルキッズを四年間取り組みました。パルキッズを始めて3年半過ぎた時に、同じところでホームステイを1週間しましたが今回は全く何も話しませんでした。英語もあまり理解してませんでした。ただ、ホームステイは楽しんでいるし現地でテレビもよく見ていました。現地の方に話かけられるのもうれしそうでした。パルキッズのオンラインレッスンや意味付けのDVDも見ていました。暗唱は40冊程度、途中から暗唱は嫌がったのでやめました。英語が嫌いではなさそうです。ちえみさんのお嬢さん達はアメリカに行った際、特に困らずに英語できたようですが、うちの息子は全然英語を理解していなくて落ち込んでしまいました。
    今は本が読めるのを目指して簡単なプリントとサイトワードを覚えることと前に暗唱した本などを音読しています。パルキッズのオンラインレッスンがまだ終わってないのでそれが終わったらパルキッズジュニアもやる予定です。ちなみに次男のほうは0歳からパルキッズを聞いていてパルキッズのプリスクーラーから始めています。普段、次男が見る動画は全て英語です。長男が学校から帰ってから見るものは日本語のものです。やはり、0歳から英語のかけ流しをしている次男の方が英語を吸収している感じがあります。同じ3年でも0歳からと3歳から始めるのでは違うのかなと思っています。
    このままいけば英語の授業で困ることはないだろうとは思っていますが、とても長男の英語が第二の母国語になると思えません(>_<)が、なんとか希望を持ってこちらのブログを参考に頑張ろうと思います。
    長男はかけ流しを4年やっているので、これからパルキッズジュニアと音読を進めるということで大丈夫でしょうか?
    パルキッズジュニアの使い方のアドバイスいただけると、うれしいです。
    長文失礼しました。

  • エリカさん、初めまして。
    コメントありがとうございます!

    かけ流しをずーっとやってきたけど、アウトプットがないし、英語のものより日本語のものばかり見たがって、英語が分かってる気がしない、ですね。
    これについては、次の記事にしますね。もう少しお待ちください。

    それ以上の個別のお問い合わせには、こちらではお答えしづらいので、良かったらお問い合わせ欄からご連絡いただけますか?
    https://nakaichiemi.com/contact/

    それでは、これからも、このブログをよろしくお願いします!

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