「おうち英語の会」で一番ご相談が多いのは、やはり小学生の保護者の方からです。
小学生と一言で言っても、1年生と3年生と6年生では全然違いますし、また同じ1年生でもそれまでおうち英語されてきたのか、それとも初めて英語に触れるのかでも全然違うので、一人ひとりのお話を聞いてアドバイスさせていただくしかありません。
それでも、年齢により共通することがあり、それは「自我の発達」です。
ですので、どんなケースでも「自我と無意識」を理解して、取り組みも分けて考えるとやりやすくなると思います。
英語を習得させるのは「無意識」の領域です。
この「無意識」の領域に英語を習得させるための環境を整えるのが最優先です。
そのための素材は、子供の好きや興味にこだわる必要はありません。
環境の中に英語があれば、子供(の脳)は勝手に英語を習得して、無意識の領域に基本的な英語回路を築きます。
もし、まだ英語回路ができていない、英語初心者の小学生だったら、好きや興味以前に、英語回路を築くための取り組みを淡々と行いましょう。
(この「英語回路を築くための取り組み」が、ざっくり言って9歳ぐらいから変わってくるのですが、今回は触れません)
さて、そこからさらに語彙を増やしたり、読めるようにしたり、お楽しみの娯楽コンテンツを楽しむようにしていくわけですが、ここからは「自我」のご機嫌を損ねないようにしないといけません。
この先の素材は、子供の好きや興味に応えてあげないと、自我の抵抗に遭ってしまいます。
逆に「自我」がやる気になってくれれば、自分から英語の勉強をしたり、どんどん英語のものに触れていくようになります。
この「自我」に訴える取り組みは、小学生のうちは、はっきり言って「プラスアルファ」で構いません。
こちらの方がアウトプットや目に見える成果につながるので、ついついこちらに目が向きがちですが、「無意識」での英語回路ができていない状態で「自我」での成果が華々しくても、後々伸び悩みがちになってしまいます。
ただ、最終的には「自我でのアウトプット」ができなければ仕方がないので、うまく続けられれば続けるに越したことはありません。
ですから、子供の好きなもの、興味のあるものを探して、上手く行けばどんどん与えてあげれば良く、逆に、嫌がられたり抵抗された時には、無理強いせずにさっと引いて、また時機を待ちましょう。
小学生のおうち英語の考え方については、こちらの記事に動画付きで詳しく解説しています。
(→ ちえみ流・小学生のおうち英語について)
ちなみに、私の個人的な意見ですが、小学生は、初めて英語に触れる場合でも、おうち英語の総仕上げとしても、高学年(小3以降)で「パルキッズジュニア」を使うのが一番良いと思います。
こちらの記事に詳しく書いていますので、興味のある方はお読みください。(→ 小学生の自宅英語学習(パルキッズ))
(ついでに、このブログから紹介購入されると「おうち英語の会」に半年間無料でご参加いただけます)「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。