今回は英語動画との付き合い方についてです。
英語の動画について座談会で度々話題になりますので、今回は過去の座談会での質問をご紹介します。
座談会とは:「おうち英語の会」では、毎月2回ZOOMを使ってオンライン座談会を開催しています。
参加者の皆さんの自己紹介や近況報告を行い、ご質問やお悩み相談など、和気あいあいと自由なおしゃべりを楽しんでいます♪
Contents
動画との付き合い方
座談会でのご質問を紹介する前に、そもそもの英語動画との付き合い方について考えてみました。
英語動画の活用は
①英語学習の取り組みとして
②娯楽として
の、2つがあると思います。
①英語学習の取り組みの場合
英語学習のために制作された教材やアプリの動画を視聴する場合は、お子さんの英語の習熟度に合わせて学習することができます。
これは、その教材のプログラムに則って活用すれば良いですね。
子どもの理解度に合わせた動画を体系的に見せたい、理解できるレベルの動画を見せたい。
という方は、教材やアプリの動画を使って取り組むのが良いと思います。
②娯楽の場合
お楽しみとして英語動画をみる場合は、好みのものを見たり探したりする楽しみが親子共にあります。
数年前まで海外のアニメはDVDを輸入したり、海外製のDVDに対応したプレーヤーを購入したりする必要があり、ハードルが高かったようです。
ですが、最近は動画配信サービスが普及し、海外動画へのアクセスがとても簡単になりました。
我が家も複数のサブスクリプションをおうち英語に利用しています。リモコン1つで色々な英語動画を見せることが出来て、とても便利ですよね。
一方で、自由度が高いが故に「これでいいのかな?」と、悩む方もいるのではないでしょうか?
というお悩みはよく聞きます。
この疑問について、ちえみさんによりますと
とのことですよ。
アニメやドラマは、教材ではなくあくまでも娯楽用として制作されていますので、「お子さんの現時点での英語力」と「番組の英語の難易度」に乖離があることもあります。
そうなると「全然内容を理解できていない気がするけれど、本当にこれでいいの?」
と、心配になりますよね。
実際、子ども向けアニメ代表と言われるCurious GeorgeやPeppa Pig、PAW Patrolなども、英語を始めたばかりのお子さんがきちんと理解することは難しいと思います。
(特にパウパトは会話のスピードが速く語彙も難しいです。)
ですが、子ども時代のおうち英語で一番大切なことは「音のインプット」。
日本語に置き換えて考えても、赤ちゃんや幼い子どもがアニメやドラマの内容を一語一句理解して視聴しているかというと、そうではないですね。
おうち英語は母国語方式です。
その時点では全てが分からなくても、楽しく観ることが出来ていれば、その時間は音のインプットと場面の意味づけになるので、それで大丈夫です。
「動画を見せている目的は何か」を考えてみると、よいかも知れませんね。
ちなみにスプ家では、②の娯楽コンテンツを1年程視聴した後、①の教材コンテンツも導入しました。
②は子どもたちが楽しそうでとても良いのですが、最近私が
『そろそろきちんと理解してもらいたいし、発語などのアウトプットに繋がるといいな~』
と思うようになり、それには教材を使うのが早いと思ったからです。
(ちえみさんには、Goomiesは教材というよりお楽しみ要素が強いかな~とは言われたのですが、幼児へインプットにはとても良いと私は思います♪)
少しずつ効果が出ており、やはり教材ってすごい!と実感しています。
ただ、娯楽としてのアニメがあることで、「日本語のテレビ番組を見ていたはずの時間」が「英語アニメを見る時間」に置き換わり、インプットタイムにすることが出来ています。
ですので、子どもが分かっているかどうかはあまり気にせずに、今後も子どもが好きなものを探して、娯楽としての動画視聴も続けていきます。
座談会でのご質問
では、過去の座談会での質問を2つご紹介します!
【ご質問①】(2023年9月9日の座談会より)
幼稚園生のお子さんがいる方からのご質問です。
ちえみさんの回答→
「娯楽」として見せているのだから、拒否されていないならばそのまま英語で見せて、英語に親しんでおいた方が良い。
もう少しお子さんが大きくなって自我が強くなってくると、ムリに見せることは出来なくなる。
まだ幼稚園生で親の言う事を素直に聞いてくれる年齢だし、多少文句を言っていても喧嘩にならないうちはそのままで良いと思う。
先輩会員さんの回答→
子どもが大きくなってきたら、お楽しみの時間の中で英語が何分、日本語が何分、と時間を分けるとよいのでは。
「日本のコンテンツは日本語で見たい」と言う年齢になったら、無理に強制して英語で見せてしまうと逆効果になる。
日本語で好きなものを見た後なら、英語で好きなものもすんなり見てくれると思う。
とのことでした。
我が家も同じようなことを子どもに言われるので、参考になりました!
【ご質問②】(2023年10月12日の座談会より)
小学校4年生、英語を始めて2年弱のお子さんがいる方からのご質問です。
子どもが見たい洋画があるというが、大人向けの映画で内容がやや難しいので、日本語の字幕をつけるかどうか悩んでいる。
これまでは字幕を付けずに動画を見せてきたので、今後何にでも字幕をつけたいと言われるのは困る。
ただ、まだ英語を始めてから2年弱で、字幕などのサポートなしでは映画の内容は分からないと思う。字幕を付けてあげた方がよいか?
→ちえみさんの回答
この質問は、考えるポイントが2点あります!
まず1点目。
少し難しいドラマや映画を見るとき、小4くらいでは日本語のコンテンツであっても、内容を全部は理解していないと思う。
でも、なんとなくの大筋は理解し、わからないことは親に補足してもらうなどして見ているはず。
英語も同様なので、基本的には日本語字幕は付けずに見せると良い。
内容の補足を日本語でしてあげるのはOK。
続いて2点目。 「2年弱しかやっていないから理解できないと思う」というのは大人の発想! 2年弱もおうち英語をしていれば、子供は大人が思う以上に分かっている。 それでも本人が「分からないのが嫌だ!」といってきたら、その時は日本語字幕を付けてあげればよい。 特に小学生でおうち英語をスタートした場合、本人の自我が出来上がったあとのスタートなので「分からないから嫌」と拒否されがち。 なので、拒否されないように字幕を付けてあげるのは良い。 ただ、字幕があったら理解できるのかというと、映画そのものが難しいので理解できない部分も多いかと。 それでも、子どもは「字幕が付いた!分かる!」という気になって、自我が満足する。 なので、本人が字幕を付けたいと言った場合は、好きなようにさせると良い。 とのことでした。 また、小学校の高学年になるとかけ流しの素材がなくなってしまう(教材なども一通り終わって、何をかけ流したらよいか分からなくなる)ようです。 そんな時は、映画でもアニメでもドラマでも、なんでも良いので「好きなコンテンツ」をかけ流しの素材として取り入れるのがオススメとのこと。 本人が好きなものだと、かけ流しに反発されにくくなるようです。 一度観たものを音だけ聞くのは「音を聞きながらその場面が頭の中でイメージされる」ので、かけ流しにとても良いんだそうですよ。 座談会での質問への回答はここまでになります。 いかがでしたか? 座談会ではこのように、ご家庭の状況に合わせて具体的な相談ができます。 ちえみさんだけではなく、同年代のお子さんをお持ちの方、お子さんが成長された先輩ママさんなど、色々な方からアドバイスをもらえます(^^) おうち英語に関する悩みがある方は、ぜひ「おうち英語の会」をチェックしてみてくださいね♪ …と、ここまで書いてきましたが、実は私もご質問者の方たちと同じように、子供が動画を見る、見ないに関してアタフタとしていました(-_-;) こうしてブログを書いていると「おうち英語」について随分わかってきたような気になるのですが、自分のこととなると全くダメで、修行が足りないな~…と感じました。次回の記事ではその際の様子をお伝えしたいと思います! それでは、今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました♡ 「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
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