自我を上手に取り扱う(小学生のバイリンガル教育のコツ・その2)

バイリンガル教育は、「日本語のバリア」が完成する前、小学生のうちに始めるとよい、と書いてきました。

人間の脳には外国語を習得する能力がありますので、「日本語のバリア」が完成する前、つまり小学生のうちに始めれば、子供をバイリンガルにするのはそんなに難しいことではありません。

ただし、より効果を上げるために気をつけたいコツがいくつかあります。

昨日は、コツの1つ目、「日本語を介さない」を紹介しました。

今日紹介する2つ目のコツは、「自我を上手に取り扱う」です。

「言葉は脳に習得させる」に書いたように、英語をマスターするには「音としての英語」を「脳に習得させる」ことが必要です。

英語の「音」は、自我が発達する前には簡単に脳に届きますが、自我の発達(と日本語の習得)と共に、少しずつ脳に届きにくくなります。

これは、小学生も高学年になってくると「英語を聞いてる」とはっきり意識し始めるため、自我が日本語のバリアをかけるからです。

ですが、倍速やイヤホンを上手に使うなどの工夫をすると、効率的に脳に届かせることができます。

なぜ倍速を使うのかと言うと、高速で英語を流すことで、ただでさえ意味の分からない言葉(音)がさらに何を言っているか分からなくなるため、自我がギブアップして、却って「音」だけを脳が捉えるようになるのです。

イヤホンを使うのも、音をより効率的に脳に届けるためなのですが、ただし、イヤホンで大音量の音を聞いていると、逆に自我が邪魔をしたり、また耳が悪くなる危険もありますので、音量は小さめに、また必要以上にイヤホンを使わせない、などの注意が必要です)

(参考記事:「音を準備しよう」「『基礎英語』プラスアルファの使い方」)

また、自我が発達してきた年齢だからこそ、逆にこの発達してきた「自我」を上手に使い、できそうだったら「自我で勉強」にも誘ってみましょう。

(「自我」についての過去記事:「おうち英語で気をつけること」「おうち英語と自我」「自我は悪者?」「自我も無意識も使いよう」)

具体的には、幼児期には難しかったプリントやドリルを、学校の宿題と組み合わせて取り組ませたり、中学校での英語の授業をイメージさせたり、本人にやる気があれば、英会話レッスンに通わせたり、英検を受けさせるのもいいでしょう。

ただし、「おうち英語にスパルタは不要」にも書いたように、「与えすぎ」と「無理強い」は厳禁です。

小学生の「自我」は、上手に使えばすごく効果がありますが、使い方を間違えると「英語嫌い」にもなりかねませんので、注意も必要です。

いずれにしろ、何をやっても比較的簡単に英語を習得する赤ちゃん・幼児期に比べると、小学生のおうち英語には少しコツが必要です。

でも、上手に導けば、おうちでの少しの取り組みで、まだまだしっかりバイリンガルになれる年齢ですので、是非、おうち英語を始めていただきたいな、と思います。

参考ページ:おうち英語の進め方

参考リンク:小学生の英語

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