3年前、次女が中学に入って、子育てから手が離れて時間ができたので、「英語育児のことを書こう!」とこのブログを始めました。
(記念すべき第1回目のブログはこちら → 「長女16歳の誕生日に思うこと」)
(2年前・1周年のブログはこちら → 「ブログ1年を経過して思うこと」)
(1年前・2周年のブログはこちら → 「2020年『おうち英語』について思うこと」)
このタイトルでお分かりいただけるかもしれませんが、今日は長女の誕生日。
今日で19歳になりましたが、大学進学で親元を離れたので、もうお祝いもしません(できません)。
一人暮らしにもずいぶん慣れたようで、親の手もかからなくなり、我が家の子育ても終盤に近づいてきた感があります。
もちろん、まだ次女も高校生ですし、二人とも就職したり結婚したり、独立してくれるまで子育ては終わらないのですが、この先の人生の選択については、親はもうあまり口出しできないところに来たなー、と感じています。
ということで、ちょうど 前回 いただいていたリクエストの続編として、これまでの子育てを振り返って思うところを今日は書いていきます。
(前回 のリクエスト)
長女さんがほぼ巣立たれて、これまでのおうち英語を振り返っての感想・もし過去に戻るならしとけば良かったこと・現在子育て中の母たちへの助言・アドバイス等あれば、参考にさせていただきたいので、よろしくお願いします😀
英語に関しては、前回書いたように、思いがけず(夫の3年間のアメリカ駐在という)幸運もあり、「小学生のうちにここまではやりたい」と思っていたことは全て達成でき、概ね満足な状況でここまで来ました。
しかし、英語以外では「こういう風にすれば良かった」「こんなことができたら良かったなー」と思うことも多々あります。
その中から、いくつか思いつくものを挙げてみました。
Contents
こんなことができたら良かったなぁ
おうち英語だけでなく、我が家の子育て全般を振り返ると、決して理想どおりに進んできた訳ではないものの、振り返ってみると「まあまあだったかな?」という感じです。
心に思い描いていた理想からは程遠い子育てになってしまいましたが、これはひとえに親(私)の未熟さゆえで、こんな親に育てられた割には、子供達は、健康で人並みに社会に送り出せるぐらいには育ってくれたかな?と(願望も含めて)思っています。
でも、心残りが全くない訳でもなく、「こんなことができたら良かったなぁ」と思うこともいくつかあります。
わりとすごく悔やんでいること
📍毎年きちんと家族写真を撮れば良かった
📍もっといろんな大人と知り合う機会を与えてあげられれば良かった
📍もう少しマメに真面目に季節行事をやれば良かった
少し感じていること
📍お金のことをきちんと教えておけば良かった
📍少しはニュースや漫画を見せれば良かった
少し詳しく説明すると、まず、わりとすごく悔やんでいて、「もう一度子育てをやり直せるなら、これは絶対やりたい!」と思っているのは、次の3つです。
毎年きちんと家族写真を撮れば良かった
大学時代の後輩が、結婚記念日に毎年同じ写真館で家族写真を撮っていて、その写真で年賀状が送られてきます。
それを見ていると、我が家は引っ越しが多くて、同じ写真館というのは無理だったと思いますが、毎年日を決めて家族写真を撮るというのは、やっておくと良かったな、と思います。
写真そのものが残る、というのももちろんなのですが、それだけでなく、その後輩のご家庭では、お子さん達は既に大学生で全員家を離れ、今は夫婦二人暮らしなのですが、結婚記念日には「写真を撮る」のが家族行事として恒例になっているので、その日は必ず帰省させているそうです。
上の子が家を離れた今、そんな「家族が必ず集まる特別な日」を作っておけば良かったなぁ、と思います。
もっといろんな大人と知り合う機会を与えてあげられれば良かった
子供も中学生ぐらいになると、親の言うことは素直に聞いてくれなくなったりしますが、困った時や悩んだ時に相談するのが「同世代の友達だけしかいない」というのでは、まだまだ世間知らずの子供の意見がより身勝手に正当化されることがあります。
また、テレビや雑誌やインターネットの向こうの人としてではなく、実際にいろんな大人の方々と会う機会を作って、いろんな価値観、考え方、生き方があることを目の前の人から生で感じてもらえたら良かったな、と思います。
アメリカに住んでいた時には、ホームパーティを開いたり招かれたりで、いろんな大人と触れ合う機会があったのですが、日本に帰ってからは、学校そのものが忙しく、親や親戚以外の大人は先生しか知らない、という感じになってしまったのは残念でした。
もう少しマメに真面目に季節行事をやれば良かった
子供が幼い頃は、日本の伝統行事は家庭でもそれなりに心がけていましたが、子供が大きくなるにつれ、だんだん私も面倒くさくなり、季節行事はどんどんいい加減になっていき、最後はほとんど何もしなくなってしまいました。
特に「お正月」は、私にとっては(田舎の農家で育ったということもあり)親戚一同が集まる大事な日だったのに、子供達にとっては、ただ「年に一度夜更かしできる日」ぐらいにしてしまったのは、大変に悔やまれるところです。
次に、以下の2つは、「こうすれば良かったのかも?」と少し感じてはいるものの、「もう一度子育てをやり直せるとしても、やっぱりやらずに終わるかもしれない」程度のことです。
お金のことをきちんと教えておけば良かった
お小遣いをあげて「お小遣い帳つけなさいよ」と言うぐらいのことしかしていなかった(そして、それすらも全然徹底できていなかった)ので、もう少し踏み込んだ話をしたり、「投資」や社会保障の仕組みなどについても教えてあげられたら良かったのかもしれません。
が、私自身にあまり知識や関心がなかったこともあり、マネー教育に関しては、丸腰で一人暮らしに送り出してしまいました。
少しはニュースや漫画を見せれば良かった
我が家では新聞を取っておらず、テレビもほとんどつけず、雑誌や漫画も買わないので、我が家の子供達は一般常識的な知識に欠けるところがあります。
その上、小中学校の3年間をアメリカで過ごしているので、日本語もたまにおかしい時があり、そんな時は「もう少しニュースでも見せていれば良かったかな?」と思います。
でも、学校で話題になったことなどについて、聞かれるたびに説明はしてきて、泥縄でもとりあえず「必要十分」な知識は持ち合わせているようなので、これが精一杯だったかな、とも思います。
やっておいて良かったと思っていること
ということで、いくつか「こうすれば良かったかな」と思っていることを書きましたが、これまでの子育てで、「やっておいて良かった!」と思っていることもあります。
それは、
📍旅行、アウトドア、遊び三昧の小学校時代
📍両親が喧嘩して父親が家事をやるようになった過程を見せたこと
📍貯金しておいたこと
(そして、もちろん「おうち英語」)
です。
旅行、アウトドア、遊び三昧の小学校時代
夫がアウトドア好きだったこともあり、子供が小さい頃の休日は、とにかく自然の中で遊ばせることを優先して、川遊びに連れて行ったり、キャンプもよくやりました。
また、長女の幼稚園も次女の保育園も、自然豊かな環境で外遊び中心の園を選び、小さい頃は思う存分遊ばせました。
また、長女が小学校に入学するタイミングで、沖縄に引っ越し、その後、東京を1年はさんで今度はアメリカに行ったこともあり、沖縄とアメリカでは、暇さえあれば、あちこち旅行に行きました。
トイレもないような砂漠や山の上にテントを張ってキャンプしたこともあれば、沖縄の離島でビーチキャンプしたこともあり、親子4人で本当によく遊びました。
その割に現在は、虫が1匹出ただけでも大騒ぎするような、へなちょこな都会っ子に育ってしまいましたが(笑)、私達夫婦は、子育て時代を親として存分に楽しませてもらいました。
両親が喧嘩して父親が家事をやるようになった過程を見せたこと
現在、うちの夫は単身赴任中ですが、その前、長女もまだ高校生で、家族4人で住んでいた時は、食事の支度は夫の担当で、平日も毎日、仕事から帰った夫が夕食を作ってくれていました。
朝ごはんとお弁当は私が作っていましたが、休日には、夫が3食作り、スーパーへの買い物も夫が行っていました。
今でも、単身赴任先から帰宅している時は毎食作ってくれるので、夫がいると私は食事の支度をせずに済むのですが、ここに至るまでには、何度も夫婦で衝突し、子供達は、私が家出をするような夫婦喧嘩も見てきました。
「食事担当は夫です」と言うと、うらやましがられることも多いのですが、娘たちは、この状態が、母(私)にとっては、決して「運良く手に入った」ものではなく、「母親が父親と闘って勝ち取った」状態だということを良く分かっています(笑)
「女性だから」「夫の稼ぎで生活しているから」といった理由で、家事を全部背負わなければいけない訳ではない、という姿を見せてきたこと、そして「欲しいものは闘って手に入れる」という姿を見せてきたこと(笑)は、良かったのではないかと思っています。
貯金しておいたこと
長女が生まれた時にすぐ、学資保険に入り、最後まで一度も手を付けずに満期を迎えました。
また、出産時にあちこちから頂いたお祝いも、ほとんど手を付けずにそのまま残してありました。
結婚した当初は私に収入がなく、長いこと夫の一馬力だったこともあり、無駄遣いはせず、節約できるところは節約する心がけで生活してきたので、子供達にも、贅沢はさせてやれないものの、大学進学には困らない程度の貯金もできました。
経済的な心配をさほどせず、受験、進学に臨めたのは、良かったと思います。
そして、もちろん「おうち英語」
そして、もちろん「おうち英語」です。
子供が思春期に入り、母親として子育ての挫折を味わいそうになった時に、数少ない親としての達成感を感じさせてくれたのが「子供をバイリンガルに育てたこと」でした。
「おうち英語をオススメするもう一つの理由」という記事にも書いたことがありますが、私がこのブログを始めた理由の一つが、一人でも多くの親御さんに、この喜びを感じていただきたい、ということです。
おうち英語は、理屈が分かって、長く続けられさえすれば、あとはそんなに難しいことではありません。
おうち英語で「英語ができる子」が一人でも増えることを願って、4年目も細々とこのブログを続けていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
「おうち英語で子供をバイリンガルに育てたいけど、一人でできるかどうか不安」というお母さん(お父さん)のために「おうち英語の会」をやっています。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。